フランスのブランドだからってトリコロールで揃えなくても…
さて、215回目は また舞い戻って「エルメス」のポケT。以前 清水ダイブして気に入りすぎていたものをお買い足ししました。
最初の出逢いはソルド。なんとも言えないサンドベージュのようなカラーリングに惹かれてダイブしたんですが、そのサラッサラな肌触りに感動!
緯糸に強撚糸を使うことで表面にシボを出し、日本においては「綿ちぢみ」とも呼ばれているコットンクレープジャージー素材を採用しているんですが、恐ろしく細番手の糸で織っていても肌にまとわりつきづらく、高温多湿な日本でも涼しく爽やかで とにかく快適なんです。
汗を掻いても早く乾き、不快指数が皆無に等しいのが嬉しくて、後にネイビーも"色ち買い"。
しばらくこの2枚をレギュラー使いしていたんですが、2枚買ったら3枚目が欲しくなるのが 人の常。まずは、もう少し明るいブルーを加えてみました。
前の2枚は夏に一枚で着る想定だったので 大きめサイズを買いましたが、このときはインナー使いしたくて、Sをチョイス。
これがまた快適だし、ニットなんかを着た際に襟や裾からチラッと見えるブルーがたまらない!
こりゃ、青系以外にもあったら重宝しそうだなって ピンクも買い足してみることに。
ピンクが好きなのは、先日の#服魂ライブでバレたと思うんですが、足元にピンクのスニーカーを履いたときなんかにインナーにもピンクを着て、ほんの少しだけチラッと覗かせたいなぁなんて思って、こちらもSをチョイス。
さすがにインナー使いで、一枚だけで着ることはないので これくらい派手でも問題ナシです。
で、ここまでダイブして気づいたんです。ブルーとピンク… 青と赤……
色は薄いけど、これで白が揃ったらトリコロールだ! エルメスといやぁフランスのブランドなんだから、3色揃ってなくちゃ具合が悪りぃ。
というわけで、全然意味の分からない使命感に駆られて、白も買い足すことになりました。
白なんて すぐ汚れるから、基本的には そこまで高額なものをダイブすることはないんですが、まぁ着てみたら最&高だし、「好きすぎて3枚、トリコロールで揃えたんだよね」なんて話のネタになれば、ギリ元は取れるでしょうし。
ただ、これに関しては Sじゃなくて、MかLを買っとけば良かったような気も…。
とりあえず、「自由」「平等」「博愛」な感じは出たかな。って、パックTじゃないんだから…と自分にツッコむ(笑)。
1枚の定価4万超えで、1枚、2枚、3枚…と、番長皿屋敷のお菊さんよろしく 数を数えているうちに背筋にツゥーっと汗が垂れ、5枚の総額を考えたら目眩がしそうですが、気がついたらこのTシャツもアップデートを遂げ、肩部分のステッチ仕様が変わってしまったようで、すでにディスコン(廃番)。
あとで欲しかったと後悔しても手に入らないので、結果オーライということにしておきます。アホの極みっ!
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka