FASHION 干場の「エコラグ」

ヤヌーク×YOSHIMASA HOSHIBAのエプロン誕生のきっかけは、じつは世間話!

エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

自分のライフスタイルに合うエプロン作りました

ヤヌークとのコラボレーションで、“自分が穿きたい究極の黒”をテーマにしたブラックデニムをつくったのですが、制作中、突如として新型コロナウイルス騒動が勃発……。非常事態宣言下での外出自粛要請もあり、自炊の機会が激増しました。

そんなとき、はたと気づいたんです、エプロンがないことに。とはいえ、自分のライフスタイルに合わないものは家の中に置かない主義。エプロンといえども、手を抜きたくはありません。

そこで、ヤヌークの担当者とのリモート打ち合わせの際に、世間話のつもりで そのことを打ち明けてみたんですよ。そしたら、「干場さん、自分で作っちゃったらどうですか?」との回答。瞬く間に、商品化が決まりました(笑)。

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確かに、デニムだったら長く使い続けられるし、使っているうちに味わいも増していきそうですよね。「多くの粗悪なものより少しの良いものを」「移り変わる流行よりも普遍的で美しいものを」というエコラグのコンセプトにもハマります。

色は、近ごろ、自分がモノトーンのワードローブに凝っていることもあり、ブラックに決定。最初はブルーもいいと思いましたが、家のインテリアとの相性からいっても 色を主張しないほうがいいかなと。

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ドーナツボタンやリベットなど、ジーンズのディテールをデザインに取り入れているのも特徴です。特にこだわったのが、合計3つの大型ポケットと、正面に付けたループ。ここにはタオルをかけることを想定しました。だって、料理中って何度も手洗いをするでしょ。

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僕が料理で目指すのは「究極のシンプルな男メシ」。例えば、土鍋でごはんを上手に炊くとか、味噌汁にこだわるとか、主となるものに重きを置いています。その点は、僕の服選びにも通じる考え方かもしれませんね。魚沼産コシヒカリ「ひばり」に、新鮮な卵と出汁醤油があれば十分。

あとは「小松こんぶ」って知っていますか? 京都にある名料亭・雲月の看板商品の塩昆布で、スタイリストの方にいただいたんですが、これが本当に美味しくて……。酒の肴になるし、白ごはんやTKG(卵かけごはん)にもぴったり。以来、食卓から切らしたことがありません。

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まあ、そういう意味では、あまり料理という料理はしないのですが、このエプロンの味わいが出てきたころには、僕の料理の腕前も格段に上達しているはず……ということで。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:Toshiaki Ishii

6冊目の書籍が発売しています。洋服から、ジュエリー、腕時計、ライフスタイルまで。僕が日頃から愛する大人の男女におすすめしたいブランドの逸品について書いています。読んでない方はぜひ!

干場義雅が愛する
「究極のブランド100+5」(日本文芸社)



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