もはや常識!? 名だたるブランドが取り組む持続可能ファッション
昨今、サステイナブルと言う言葉を耳にしない日はありません。
持続可能な発展を意味し、リサイクルやアップサイクル、オーガニックといった、いわゆるエコロジーという意味も含まれています。大量生産される衣料の相当数が破棄されゴミとなっていたり、生産工程での自然への悪影響、また一部劣悪な労働環境が問題視されている昨今のファッション事情ですが、完全に生産をやめることは現実ではありません。
しかし、その素材選びや生産工程において、自然環境への負荷を軽減させる取り組みを、今では多くのブランドが行なっています。今回ご紹介するのは、そんなアイテムたち。かつては、サステイナブルを意識したアイテムはアウトドアブランドなどが中心でしたが、今やファッション業界全体の責務となっています。
サステイナブルにおいても貢献できるアイテムをまとうことで、普段の生活においても自然環境への意識は確実に高まるはず。ファッションを楽しみながら、サステイナブルについて学んでみませんか?
HERNO ヘルノ
優しい印象の色みは、自然に対しても優しいんです
サステイナブルにフォーカスした新ラインヘルノ「グローブ」からリリースされた、リサイクルナイロン100%のスプリングコート。ハリ感のある素材や大型のフラップ付きポケット、ダブルステッチなどにミリタリーな空気感を漂わせる中、その染色の50%には玉ねぎの外皮の成分をベースに天然素材のバンブーチャコールを採用する自然への優しさが。ドレス×ミリタリーのミックスコーデに合わせるコートとして、まさに最適です。
WOOLRICH ウールリッチ
サステイナブルとハイスペックの両立がミソ
生地を裁断する際に生じる余り、つまり残反を極力出さないよう計算されたパターンを採用。従来よりも約15%も残反を減らしています。その上で、耐水圧20000mm、透湿性20000gというハイスペックを披露。ハンティングジャケットをモチーフにした、効率的なポケット使いも見所です。
PAUL&SHARK ポール&シャーク
表地12本、裏地10本、パーツに1本使ってます
昨年の秋冬に日本へ上陸したばかりとなる、イタリア発のブランド。こちらは、SAVE THE SEAをコンセプトに、ペットボトルから再生したナイロンを採用。この1着で、ペットボトル23本分が使われています。裏地にはスローガンと共にサメのプリントが。
T-JACKET Tジャケット
素材も縫製も染色も、その名の通り地球に考慮
環境に配慮した素材使いだけでなく、生産プロセスにおいてもサステイナブルを意識したT-EARTHコレクション。こちらのストレッチジャケットに使われる素材には、オーガニックコットンを採用。効率的な裁断や縫製、また染色における水や電力の削減も行なっています。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
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