リュック=スポーティじゃなく、あくまでビジネスとして
オーダースーツが手頃価格で提供されるようになった一方で、もはや定着の様相を見せるコンフォートスーツ。今どき、スーツは背筋を正して着るというより、リラックスして着られるかどうかが基準になっています。ビジネスバッグとしてリュックを選ぶ人が多くなったのが、その証です。
自転車通勤など、健康志向の高まりもあってビジネスリュックが一般化した今。しかし、その選びにはあくまでビジネスの視点が必要です。ポイントはスクエアなフォルムであること。ブリーフケースとしても使えるハイブリッドタイプがそうであるように、たとえリュック持ち一択であってもスクエアフォルムの方がスーツに馴染みます。色はもちろんブラックやネイビーなどのダークカラーで。つまり、スポーティに振り切り過ぎるのはご法度ってこと。昨今は、オンオフ兼用ではなくビジネスユースを前提としたリュックが豊富に揃っているので、あくまでもビジネスに沿ったリュックを選びましょう。
TUMI トゥミ
スクエアをベースに独特な構造で容量アップ

ビジネスリュックを探すなら、まずはここから。アルファブラヴォコレクションの今季の新スタイル「グラント」バックパックは、バリスティックナイロン×レザーのコンビ使いで、耐久性と上質感を両立。バッグ上部のバックルを外し両サイドに格納すれば、用量を増やすことも可能です。
BRIEFING ブリーフィング
背負うことにも気を配った隙なしリュック

あくまでもビジネスユースを想定してデザインされたSQ パック MW WP。書類やノートPCが収納しやすいスクエアフォルムに加え、ジャケットにストレスが掛かりづらい8cmの幅広ストラップも見所です。また生地には防水性の素材を施し、且つ止水ジップを採用しているため、多少の雨は気になりません。
GREGORY グレゴリー
シンプルなフォルムゆえの大容量は出張にも◎

ビジネスユースを想定したカバートミッションデイ。スクエアフォルムに大容量のフロントポケット、もちろんPCスリーブも完備。そのPCスリーブには止水ジップを採用し、さらにケーブル等を収納するのに便利なコンパクトなポーチ付きなど、短期出張でも重宝しそうです。
Felisi フェリージ
ここらしい上質感は、むしろブリーフ以上にビズ顔

光沢ナイロンとレザーのコンビ使いという、ここの十八番を踏襲したリュックサックモデル。シルキーなナイロンは、スポーティというよりもむしろエレガントです。スクエアフォルムに加えて、ぐるりと外周を周るジップが中身の取り出しを容易に。シンプルなようで、実に計算されています。

バックパック9万5000円/フェリージ(フィーゴ)、ジャケット10万9000円/ルイジ ビアンキ、シャツ2万3000円/ジャンネット、ネクタイ1万5000円/エレディキャリーニ(トヨダトレーディング プレスルーム)、時計78万円/オメガ(オメガお客様センター)、以上すべて税抜





Photo:Yoshihiro kamiya
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
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