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【腰の沿いがキモ】越前屋のパンツを徹底取材!

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2019年6月、イタリア・フィレンツェにて開催されたメンズファッションの祭典、ピッティ イマジネ ウォモ。創業70年を超える日本発祥のメンズスラックスブランド、越前屋(ECHIZENYA)さんのブースに干場が伺いました。

今回は日本が誇る老舗ブランドに、気になるパンツのトレンドを伺っていきたいと思います。

干場「メンズのファッションはクラシックを前提として、その上にトレンドが成り立つということが一般的に解釈されることだと思うんですけど、越前屋さんのパンツの一番の特徴っていうのはなんなのでしょうか?」

越「やっぱり"腰の沿いのよさ"ですね」

干場「腰の沿い、ですか!?

越「パンツを穿いた時に、緩いパンツだとウエストが少し余ってしまうんですが、腰の沿いのいいパンツというのは履いた時にスッとこう馴染むんですね」

その腰の沿いの良さは、日本人より体格の良いカナダの方が非常に細身のパンツを穿いた時に、あまりの良さに感動したというほど。そこから北米でのビジネスがスタートしたそうです。

その流れの原点を作っているのが、歴史あるウールベースのクラシックの長ズボン。

見ての通りかなりクラシックなスタイルですが、特徴は腰の部分にステッチが入っておらず、ハイバックになっていること。後ろから見ると腰の位置が高く見え、脚長効果もバッチリ。後ろはしっかりカバーしつつも反対にフロント部分に丸みをつけることでお腹にしっかりと沿います。海外でも他のカジュアルパンツとの差別化ができているという特徴のひとつです。

干場「パンツのボリューム感やシルエットも太めに変わったり、プリーツがツープリーツになったり、それがアウトだったりインだったり…色々な流れが出てきていますが、今のパンツのトレンドをどういう風に捉えていますか?」

越「こちらはリネンのトラウザーズなのですが、タックがインタックになっておりアウトタックとはまた違うボリューム感を前に出してくれます。外に逃げる形ではなくて前にボリュームを出してくれていることで、同じツータックでも腰前のボリューム感がしっかりと出ます」

気になるお値段は、日本の場合三万円台の中半から後半あたりになるようです。ただ現状は海外限定モデルのみのため、日本のマーケットでも販売されるのを楽しみに待ちましょう。

干場「今、2019年の6月(※撮影当時)なんですけど、ずばりこれから2020春夏を迎えるわけですが、こんなパンツを買っておくといいんじゃないかというFORZA読者へのオススメはありますか?」

越「もしクラシックのラインでずっと履かれている方であれば、いわゆるこういったクラシックの流れからくるカジュアルのラインがオススメですね。それもワンウォッシュ程度の軽く洗いもの。こういうものは非常に汎用性が高く、ドレスアップにもドレスダウンもできます。先ほどのリネンのトラウザーズでも、完全なドレスというよりはカジュアルにも着ることができます」

干場「ドレス顔をしたカジュアルなパンツということですね。こちらはちょっとシャンブレーみたいな生地ですね、今までとちょっと違う雰囲気で…」

越「そうですね。日本のデニムは独自の文化で進化してますので、我々トラウザーズのメーカーとしてはこういったデニムを大人の方に履いていただければと思います」

ドレススタイルの良さを汲みつつ、カジュアルにも着こなせるパンツは是非ワードローブに加えたいところ。そして一番のオススメアイテムとしてご紹介いただいたのがこちら!

越「シアサッカーなんですけど、素材がウールなんですね。ウールは独特のドレープが綺麗に出るというのが特徴です。ブレザーの下に着ていただいてもドレスアップできますし、クラシックの流れから来てもゆったりとボリュームがあるので、カジュアルにスッと履くことができます」

干場「しかも、ウエストがゴムなんですね〜。これは楽ちん!」

越「イタリアンクラシックとのミックスという意味では、一番のオススメ商品ですね。足元が活きる一本ですので、ぜひ!」

70年という歴史の中で、しっかりとしたものづくりの基盤を築き上げてきた越前屋。だからこそカジュアルなものでも非常に沿いが良く、世界中の人から愛されるパンツを生み出しているんですね。

総括すると、やはりポイントはこの一言に尽きます!

日本が作る「ものづくりの越前屋」のパンツ、ぜひみなさんも注目してみてはいかがでしょうか。

Video:NMM



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