今年の夏は、大人の余裕とリラックス感を醸し出す、ベージュやブラウンといったナチュラルカラーのジャケットが大注目。特に、色落ちしたブルーデニムと組み合わせたジャケデニ(ジャケット+デニム)コーデは、スマートカジュアルやリゾートスタイルをこなれて見せる大人の理想系です。しかし、着こなし方を間違えると、暑苦しく見えたり地味な印象を与えたりと、マイナスな印象にもなりがち。そんな難易度が高いベージュのジャケデニコーデを、今回もヨハネス・ヒューブルの最新ルックを参考にしてクリアしたいと思います。
清涼感たっぷりの白Tでスポーティかつ軽やかに着こなす
着用しているのは、日焼けした肌にマッチするライトブラウンのWジャケット。メタルボタン仕様を選べば、ご覧のとおり若々しく見えます。白のクルーネックTシャツとややダメージ入りのブルーデニムで、カジュアル度を高めてジャケットの堅苦しさや地味さを回避。ブラウンスエードのローファーを組み合われば、アズーロ・エ・マローネで作る大人のリゾートスタイルが完成です。
着こなしのポイントは、ジャケットのフロントボタンを開けること。カーディガンのようにサラッと纏うことで、軽快さがアップし、白の面積も増えて真夏でも涼しげに見せることができます。また、太いデニムのロールアップも、ぬけ感やこなれ感をアップさせるテクニックのひとつ。ただ、やり過ぎると足が短く見えるので加減が必要です。それにしても、このコーデは反則級にカッコ良すぎ!
肌色に馴染むカーキシャツでナチュラルかつエレガントに着こなす
先ほどよりもやや薄色のベージュジャケットを纏ったヨハネス・ヒューブル。色落ちしたブルーデニムとブラウンスエードのシューズは、お決まりの組み合わせですが、一番の違いはインナーの選び方です。ジャケットと同じトーンのカーキシャツをインすることで日焼けした肌色に馴染ませるのが狙い。ダークなシャツでコントラストをつけるよりも、上品で優しい印象を得られます。
シャツのボタンを3つ外して、肌の露出度を高めたり、裾をタックアウトしてリラックス感を演出することも計算済み。ジャラジャラと無駄なアクセはせず、腕時計とサングラスのみで小物を抑えることで、好感度や知的さもアップします。夏のデートコーデにマンネリしているダンナ、ぜひ参考にしてみてください!
Photo:Gettyimages
Text:Satoshi Nakamoto