巨大な建造物を見るとなぜか興奮してくる。それは造船所だったり、風力発電の風車だったり目的を持った機能美と存在感に圧倒されるのだ。そんな強烈で巨大なものの中にダムがある。寝ても覚めてもダムのことばかり。ダム散歩するなら今しかねえ! 俺は赤羽馬鹿祭りの翌朝に始発の新幹線でダムの聖地、水上へと向かった。ポチっと最後まで気絶再生シクヨロお願いします。
アニ風呂で湯けむりロケ気分だが俺が目指すのはMK3(水上3大ダム)の矢木沢ダムだ。
アーチ型の矢木沢ダムの点検放流が1年に1回、今日実施される。俺にとっては初ダム散歩のダム記念日だ。遠くに見えるジャンプ台のような所から放流されるらしい。
メロウなサイレンが鳴り、放流が始まった。ダムマイスターはこの水しぶきをダム汁と呼ぶ。こいつを浴びてやっとアニダム散歩を始めることができるのだ。
近づいてみると、もうパネえ。完全に滝だ。強烈すぎて正にダム気絶!
そんな中でも男は黙ってアニダム立ちをキメるのだ。少しづつダムってきたぞ。
心が落ち着き、ダム汁を浴びながらダムと心で会話する。俺のリーバイスにもダム汁が染み込んできた。
もう汁ではなくスコールに近い。この感覚は今まで味わったことのない爽快感だ。ここ矢木沢ダムの水が東京の生活水を支えている。蛇口をひねれば当たり前のように水が出るのはダムのおかげなのだ。つまり No Dam , No Life ということ。今回のロケ案内及び出演していただいた皆さまアニがとうございました。アニダム散歩は後編へとつづく。
Video & Photo : Naoto Otsubo
Text : Eiji Katano
撮影協力:独立行政法人水資源機構
【今回のアニダム】
矢木沢ダム
所在地:群馬県利根郡みなかみ町
型式:アーチ式コンクリートダム
https://www.water.go.jp/kanto/numata/03_yagisawa/yagisawa.html
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