【惜しいよオトコその26】 それ、ただ古いだけのスニーカーじゃありません? フルイーノ・ハイテミタッヨ氏
このところのダッドスニーカーブームで、昔っぽいデザインのスニーカーや復刻デザインのものをよく見かけますよね。ということで今回ご紹介するのは、フルイーノ・ハイテミタッヨ氏。
最近、家の修繕でいろんな業者さんの出入りが多く、かかとも潰されてヨレヨレのスニーカー をよく目にします。私の父もそういうスニーカーを履いていたので、つい懐かしくなり業者さんの言いなりに……。まだ使えるところまで追加で直してもらい、見積もりの倍の出費になってしまったことが何回かありました。
こんなことなら、ハイブランドのかっこいいダッドスニーカーを買った方が良かったと後悔しています。
多分、私のようなケースはまれで、やはり、おしゃれは足元から。ボロボロでヨレヨレの靴はナメられがちです。いくら’80年代や’90年代っぽいスニーカーが流行っているとはいえ、当時の靴が状態のよいまま保管されていることって、正直マレですよね。古い靴で履きこまれていても、きちんとケアされていて、清潔だったら素敵なのですが……。
近所に単身赴任の方の社宅があるんですけど、休日の夕方、ボロボロスニーカーでスーパーの袋を手にとぼとぼ歩いている姿の方は、子供達が遊んでいるサッカーボールが飛んできて当たったり、犬に吠えられたりしています。その一方で、いつも清潔なスニーカーで、颯爽と歩いている方を見かけると、こちらも楽しい気持ちになってきていいですよね♡
撮影の時に真っ白なスニーカーを履いていたカメラマンさんは、その日のメンバーの中で一番キラキラしてかっこよく見えました。でも、突然のスコールで彼の靴は白から一気にドブ色に……。キラキラオーラも一緒に消えてしまいました。お気の毒です。
白い靴を履くときは天気予報を確認して、雨が降りそうなときは予備の白い靴を用意し、いつの間にかさりげなく履き替えていたら、最☆高ですね!
理想の男性は、いつも清潔なスニーカーを履いている人。私の大好きな蛍光ピンク色がどこかに一箇所入っていたら、くらくらして即気絶です。
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。数年前に発売したマンガ本、『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』がなんと実写版のドラマに!『カフカの東京絶望日記』がYou Tube で無料配信中。https://youtu.be/glRKZeYECg0 また、ドラマ化を記念して、ブティック★ヒラマツでカフカ絶望Tシャツが発売中です。http://bit.do/eMGJE
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