半端な季節だからこそ、コートが役に立つんです
早朝や夜など、スーツだけではまだ寒さを感じる春。とはいえ、なんとかなってしまうからと、意外にスプリングコートをおざなりにしている人が少なくありません。確かに、秋冬コートと比べて登板回数が少ないアイテムではありますが、寒さで背中を丸めて歩くのはやっぱり見すぼらしいもの。スプリングコートを是非とも活用してもらいたいものです。
春だけに保温性をさほど求める必要はなく、むしろ軽さや通気性の高いもの、また春にありがちな突然の雨に対応できるよう、撥水性を求めたコートを選ぶと便利です。
色はもちろんライトカラー。昨今はビジネススーツ定番のネイビーもややトーンが高めなものがトレンドとあって、その春らしい装いを邪魔しない色を選びましょう。ライトトーンなら春のカジュアルコーデにも合わせやすいとなれば、登板回数を気にしておざなりにしてきた人も、後押しされるのではないでしょうか。
MooRER ムーレー
まずは見栄えも着心地もライトなステンカラーを
春コーデにおける汎用性の高さでいえば、グレージュは好適です。こちらは半裏仕立てで、春らしい軽快な着心地を提供するヴィトール。撥水加工された生地は、突然の雨にも対応できます。機能的でいて、スリムなシルエットも見どころです。
ASPESI アスペジ
クラシックにしてスポーティな春トレンチ
ビームスのエクスクルーシブとなるトレンチコートは、生地に薄手で軽快なナイロンを採用。レザーのバックルなどトレンチにおけるクラシックなディテールを踏襲しながらも、パッカブル仕様にするなど現代に求められるスペックにアップデートされています。
MACKINTOSH マッキントッシュ
ベーシックだからこそ質にこだわりたいものです
ステンカラーコートにおける、まさにベーシックを追求したデザイン。すっきりとしたIラインシルエットがソリッドな印象を強めますが、生地にはロロ・ピアーナ社製のストームシステムを採用。上質感とともに、防水透湿という実用性を兼ね備えています。
Luigi Bianchi Mantova ルイジ ビアンキ マントヴァ
オンオフ使える鮮やかにして上質なブルー
春のビジネススーツだけでなく、カジュアルコーデにもマッチする鮮やかなブルー。それを引き立てる光沢感のある生地は、ロロ・ピアーナ社製のストームシステムです。ウールの風合いを残しながら、シームシーリングとともに高い防水透湿性を確保しています。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ムーレー 銀座店 03-6228-6041
https://moorer-ginza.jp/
ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623
https://www.beams.co.jp/
マッキントッシュ 青山店03-6418-5711
https://www.mackintosh.com
シップス 銀座店 03-3564-5547
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567
バインド ピーアール 03-6416-0441
バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 0120-137-007
モスコット トウキョウ 03-6434-1070