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LIFESTYLE 天才 タカ大丸の御礼参り

元SONY社長に全力取材!「気絶するほど成果を出す仕事術」とは?

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14人抜きで社長になった伝説の男、FORZAに登場

インタビューの仕事は、天才・タカ大丸にとってはよくある日常生活の一光景である。目の前に座る男にとっても、今日の取材は今までさんざんこなしてきた”雑務”の一部でしかないかもしれない。

ただし、今回の取材は一つだけ普段の取材とは違うものである。もう二十数年前、私・タカ大丸は岡山の貧困家庭の冴えないニキビだらけですきっ歯の高校生にすぎなかった。

そして目の前に座る男・出井伸之のインタビュー記事を読み、大きく人生が変わった。あの記事がなければ、今の私は絶対に存在しない。

その記事とは―今はなき、「ビッグ・トゥモロー」1996年7月号から引用する。

「…じつは語学の上達には秘策があるんだ。駐在員にはよく言ってるんだが。それはフランス語を勉強したいのなら、フランスに行っても英会話の学校に通うこと。そして英語を話したいなら、アメリカかイギリスに行って、フランス語の学校に入ること。(中略)パリの英語学校には生粋のフランス人が来てるから、英語もフランス語も両方できるようになる」

さて、今回の登場人物二人の紹介をしよう。

私、タカ大丸は翻訳者と作家の二足のワラジを履き、これまでに約二十冊の書籍を刊行している。酸鼻を極めるDV貧困家庭に生まれたが、バイト掛け持ちで地元を脱出して渡米、現在は英語とスペイン語を駆使し、2012年にレアル・マドリードのリーグ優勝を正確に予測して優勝一週間後に「モウリーニョのリーダー論」を発売、ベストセラーとなった。

その翌年はクリスティアーノ・ロナウドのバロンドール獲得を当てた。2015年にはノバク・ジョコビッチの一強時代にあわせて「ジョコビッチの生まれ変わる食事」を15万部近く売った。

誰の本をやっても私の時だけ売れる。

そんな売れっ子の秘密を明かしたのが最新著「貧困脱出マニュアル」だが、要は正真正銘の天才である。さて、もう1人の天才の話をしよう。

14人抜きで社長になった、リアル島耕作

出井伸之は1937年東京生まれ。1960年に入社試験を受けてソニー株式会社に就職、スイスで博士課程で勉強し、長年欧州に留まりソニーの欧州市場拡大に大きく貢献する。そして1995年6月に14人の役員をごぼう抜きにして社長就任を果たした。2005年にソニー会長を退任、その後は現在のクオンタムリープ株式会社を創設、今も全世界を飛び回り続けている。

あの記事があったからこそ、私は米国の大学でスペイン語の授業を受けることを思い立った。そこには日本人が一人もおらず、しかもアメリカ人学生より私のほうが習得が早いので「一緒に勉強しよう」「教えてくれ」と声がかかる。だから英語も伸びた。もし私がこの記事を読んでなかったら、貧困家庭から抜け出せることはなく、仮に留学できてもお決まりの英語学校で日本人とつるんで、英語も中途半端なまま、スペイン語など夢のまた夢、ポリグロット(多言語話者)・ベストセラー作家として偉そうに「天才」とか吹いて回っていられることは絶対にありえなかった。貧困からも抜け出せないのだから「貧困脱出マニュアル」など書けるはずがない。今のタカ大丸を作り上げたのは、間違いなく出井伸之である。



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