新型ポルシェ・カイエンEハイブリッドにシビれる!
かねてより追加投入されることがアナウンスされていたポルシェ・カイエンのプラグインハイブリッドモデル「Porsche Cayenne E-Hybrid」が正式に発表されました。欧州ではすでに発売が開始され、ドイツ本国では€89.822のエントリープライス。
新型カイエンEハイブリッドで驚くのはそのエコ&スポーティな性能です。欧州では測定方法など新たな基準が導入されよりリアルなデータを公表しているのですが、カンタンにいって新型のソレは燃費が向上しCO2排出量が低下。しかし、加速性能と最高速度は旧型を凌ぐパフォーマンスを発揮します。
パワーユニットはガソリンの3リッターV6スーパーチャージャーからターボへとエンジンが改められ、わずかながら最高出力が5kW(7ps)向上。イチバン進化したのはバッテリー&モーターでその出力は43%も向上しているのです!
以下、スペックをご覧ください。
Porsche Cayenne E-Hybrid
排気量と型式:3リッターV型6気筒ターボ
エンジン出力:250kW/340ps
モーター出力:100kW/136ps
総合出力:340kW/462ps(306kW/416ps)
総合トルク:700Nm(490Nm)
0-100km/h加速:5.0sec(5.9sec)
最高速度:253km/h(243km/h)
トランスミッション:8速AT
※( )内は先代モデルのデータ
新型なんだから進化して当然! と見る向きもあるでしょうがソレもまた正論。イチバンのキモはバッテリーで、コストも含め将来的にはさらに高性能化するでしょう。
で、新型の特徴はいかにもプラグインハイブリッドモデルらしい4モード6パターンの走りにあります。バッテリーだけを使用したり、また温存したりも可能なら、スポーティな走りを望めばモーターのアシストを瞬時に立ち上げるなど、ブーストのかかり具合やチャージ方法までを駆使したまさにデンキ仕掛けなスポーツ性能を享受できるのです。
また、SUV本来の性能も磨きがかかり3.5tまで牽引が可能に。いかにも大トルクに対応したトルクコンバータータイプのATらしいメリットがあります。
ちなみにCVTを採用するSUVの場合、確かに燃費効率は良さげでも、すべてとはいいませんがラフロードでスタックした車両を牽引するためのキャパシティはありません(CVTを痛めるので止めましょう)。
日本導入時は実質的に2019年モデルとなりそうな「Porsche Cayenne E-Hybrid」。多彩なオプションと相まって、その魅力は語り尽くせそうにありません。






























Text:Seiichi Norishige
ポルシェ ジャパン
0120-846-911(ポルシェ カスタマーケアセンター)
■The new Cayenne E-Hybrid: facts & figures.