『FORZA STYLE』では、シンプル＆ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、プリンスオブウェールズのスーツの魅力と着こなし方について学びたいと思います。
LESSON217 これぞまさに大人の貫禄！プリンス・オブ・ウェールズのスーツ
©gettyimagesビジネスシーンにおいて最も好感度が高いといえるネイビーやグレーのソリッドスーツ。合わせ方によっては平凡に見られがちですが、トレンドを取り入れたVゾーンや、個性的な色合わせにより、さまざまな印象を与えることができます。
そこで今回はソリッドスーツ以外で、40男の貫禄を得られる粋なスーツをご紹介。さらに、失敗しないための着こなし方法をモデルのヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
今回オススメするスーツのキモは、ずばり生地の柄。ブリティッシュトラッドの流れを含み注目される「プリンス・オブ・ウェールズ」と呼ばれる伝統的なチェック柄です。この柄はグレン・チェックにブルーのオーバーチェックが乗ったものを英国皇太子であるウェールズ公(のちのエドワード7世)が好んで愛用したことで世界中に広まりました。
一見、カジュアルな印象が強くビジネスには不向きにみえますが、実は英国紳士をイメージするクラシックかつエレガントな柄。もちろん、T.P.P.Oは絶対に意識することが必要ですが、キャリアを重ねることでにじみ出る渋みや、貫禄を生かせる40男の勝負スーツといっても過言ではありません。
©gettyimagesヨハネス・ヒューブルの着こなし方で参考にすべきは、サックスブルーのクレリックシャツに、ダークカラーのシルクニットタイを合わせたクラシックでエレガントなVゾーン。柄や派手な色を使わず極力シンプルに纏めることで、チェック柄を都会的かつシックに見せることができます。また、シルクニットタイは清涼感と程よいカジュアルさを合わせ持ち、夏場でも爽やかさや清潔感がアップ。クライアントや女性からも好感度の高い第一印象をゲットできます。
もちろん、結婚式の２次会やカジュアルなパーティーなど、着こなしを変えればプライベートでも幅広くオシャレを楽しめます。難易度は高めですが、ヨハネス・ヒューブルのように上手く着こなせば、小僧には真似できない大人の貫禄を即ゲット。マンネリしがちないつものスーツスタイルも飛躍的に変化するはずです。
Text：Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】
シングル3Bスーツ 31万円(税抜)／スティレ ラティーノこちらは少し着丈の短いモダンなシルエットを誇るモデル“LEO”。クラシックに振れすぎない、都会的な印象はドレスにもカジュアルにもハマりやすい高い汎用性が魅力です。
ワイドカラークレリックシャツ 2万9000円(税抜)／バルバBARBA(バルバ)の新提案であるブリティッシュラインはクレリックカラーにターンナップカフという特徴的なディテールを採用し、南イタリアの柔らかな見え方の中にカチッとした正統派なムードを加味しています。
シルク ニットタイ 1万1000円(税抜)／ASCOTハリ感が強く、伸びづらく、また繋ぎ目部分の厚みのない美しい処理に高い技術力を感じさせる1本です。
リネンチーフ 4000円(税抜)／ムンガイ非常に上質な最上級のリネンを使用し、機能(吸水性)も兼ね備えた最高級のものとなっています。ワンポイントの刺繍がアクセントとなり、ハリのある上質リネン素材のチーフは胸に挿した瞬間、違いが分かる事でしょう。
プレーントゥ 10万5000円(税抜)／エンツォ ボナフェ今回採用したレザーは、カーフで名高いデュプイ社の物。驚くほど肌理が細く、強靭さと柔らかさがあります。深みある色合いも絶妙で、アッパーのデザインと完璧にマッチします。
