『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、ダサく見せないダウンジャケットの着こなし方法についてデヴィッド・ベッカムに学びたいと思います。
LESSON194 野暮ったく見せないダウンジャケットの着こなし術

1月下旬、寒波が日本全体に襲来。雪が積もるほど本格的な寒さがやってきましたね。体の芯から冷えるこの時期には、やっぱりダウンジャケットが欠かせません。本来お洒落を楽しむアイテムではなく、防寒着であるためにただ羽織るだけではお洒落に見えないのが悩みだったりします。重ね着を楽しむこともできず、アウターがメインになるので仕方がないのですが。何とかお洒落に見せるために、どのような着こなしをすればいいのでしょう。今回は、デヴィッド・ベッカムの着こなしからそのヒントを見つけたいと思います。

子供たちと一緒にスケート場に現れたデヴィッド・ベッカム。FORZA読者も休日となれば、こんなシチュエーションが多いはず。コーディネートをチェックしてみると、シンプルな黒のダウンジャケットに少しだけ色落ちしたブルーデニム。ここまでは誰もが実践するベーシックな着こなしですが、お洒落度を上げる一番のポイントは真っ赤なニットキャップです。アウターがシックな色だからこそ真っ赤な小物がよく映えます。顔まわりに挿し色を持ってくることで、血色がよく見え健康的に映るんです。
黒のダウンジャケットは、全体が暗くて重たい印象になりがちなので、これくらい明るい小物を挿すことでバランスがよく見えます。ダウンジャケットのジップを開けて、クルーネックの白Tをチラッと覗かせれば、さらに軽やかさがアップ! 白Tはレフ版変わりになるので、顔まわりがより明るく見えるのです。今週末も都内はかなり寒くなる予報。ニットキャップを買い足して、野暮ったく見えがちなダウンジャケットを時短でお洒落に着こなしましょう!
Text:Satoshi Nakamoto
【デヴィッド・ベッカムのように装うならこんなアイテムがオススメ】

伝統的な製法を守りながら高品質でデザイン性の高いグローブを作り続ける同ブランドは、数々の有名メゾンのOEMを手掛けていることでも有名。グローブ同様にクオリティーが高いニットキャップも、素材選びはもちろん物づくりにこだわる抜群の被り心地を誇っています。シンプルなアイテムだからこそ質の高さを感じさせるイタリアらしい仕上がりのニットキャップです。

フードトップまで続くフルジップとミニマルなスタイルが特徴のデュベティカのアイコンモデル"dionisio_mat(ディオニシオ マット)"。表素材にイタリア・TESSITURE IMPERIALI社製の光沢を抑えたナイロン素材を使用しています。袖口と裾にシャーリングゴムが施され、防寒性にも優れたショート丈の定番ダウンジャケットです。

カシミアのライニングを装備しながらも非常にスマートな印象を保っている美しさが際立ったALPO(アルポ)のカシミアライニングディアスキングローブ。適度なしなやかさと張り感がとても心地よく紳士にとっては冬場の必需品と言って過言ではありません。

ヤコブ コーエンの中でも最もベーシックなタイトストレートモデルである『622』をスラントポケットに変更しドレス感をプラスした『613』のヴィンテージウォッシュコットンポリストレッチストレートデニムは見た目の細さからは想像できないような履き心地の良さと端正な面構えが素晴らしい一本になっています。