『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、緊張感をほぐすスーツ選びとカラーコーデ術について学びたいと思います。
LESSON193 緊張感をほぐすスーツ選び方とカラーコーデ術

女性が多い会食の場や、初めてのデートシーンなど、ビジネスとは異なりスーツの着こなし方にも女性目線を意識した工夫が必要となります。特に初対面でバッチリ決めすぎると、相手が萎縮してしまうこともありますよね。そこで今回は、緊張感を解きほぐすスーツ選びとそのコーディネート方法についてヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
さまざまなシーンや人に合わせたドレスアップ方法を熟知するファッショニスタ、ヨハネス・ヒューブル。まず注目していただきたいのは、彼が選んだスーツの柄。今季トレンドでもあるミディアムグレーのグレンチェックは、女性ファッションでも大変人気で、普段から親しんでいる馴染み深い柄だけに緊張もほぐれ、さらに好感度も増します。優しく誠実な印象もあるため、初めてのデートなど第一印象が勝負!ってときには最適なスーツと言えます。

さあ、本題はここから。相手をリラックスさせるために一番のキーアイテムとなるのが、インナーで使用している深緑のタートルニット。緑色は安心感や安定、調和を表す色。木や森などの自然の色でもあるので、気持ちを穏やかにし初対面の人に対してもリラックス感を与えられるのです。
ポケットチーフもインナーの色に合わせれば、コーディネートの完成度もグンと上がります。足元も軽やかさやナチュラル感を演出するために、黒ではなくてブラウンをチョイスすると◎。色を効果的に使った大人の余裕を感じさせるドレスアップによって、相手との距離を時短で縮めることができるはず! ぜひチャレンジしてみてください。
Text:Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】

ナポリ仕立てではあまり見ないチェックの柄行きですが、とても新鮮に見える1着に仕上がりました。ホワイトシャツ+ソリッドタイで合わせれば、モード×ナポリな見え方と着心地が簡単に手に入ります。

1784年に英国で創業した老舗ニットブランド「JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)」。ハンドメイドの工程を駆使し、使用する水にもこだわったハイクオリティなニットを生産する同ブランドより、ハイゲージウールタートルネックニットです。

柔らかなタッチの柄が特徴的なこちらは、色によって全く印象が異なる仕上がりに。実に工夫が凝らされた配色と言えます。丁寧に巻かれた縁のハンドロール仕上げ、しなやかなシルク、鮮やかに美しくプリントされた柄、など確かなクオリティーを感じさせます。

FERRANTE(フェランテ)のほんのりラウンドトゥな010ラストを採用したダブルモンクストラップシューズNILOはヴィンテージカーフを採用し、ほのかにムラある発色が特徴の一足です。