ブレゲが一押しするドレスウォッチの新境地がコチラ
これまでオン・オフで兼用で着用できる便利なスポーツウォッチばかり気にしていましたが、そろそろいい歳になったことだし、本格的なドレスウォッチを嗜んでみたい。そんな気分に駆られている諸兄にお届けしたい腕時計をご紹介します。
ドレスウォッチを選ぶ際、ケースの素材やサイズ感と同様、非常に重要なポイントになるのが“文字盤”です。そこでの選択ひとつで時計そのものの雰囲気が様変わりするため、仮にシンプルなデザインであっても味気ない素材を選んでしまうとすぐに飽きてしまうものです。
その点、ブレゲの新作「CLASSIQUE 7147(クラシック 7147)」は一切抜かりがありません。5時にスモールセコンドが誰もが目を引くアシンメトリーなレイアウト、さらには古典的なエナメルダイヤルを採用することで文字盤に豊かな表情を与えています。
この文字盤は、ブレゲがこれまで世に送り出してきた数々の傑作と同じく“グラン・フー エナメル”と呼ばれる美術工芸によって作り出されるものです。エナメル工芸が時計の分野で採用されたのは、ルネッサンス以降だと言われ、近年、その魅力が再確認されている一方で、気が長くなるほどの複雑な作業を要するため、外装技術に絶対の自信を持つ一部のブランドのみが採用できる特権となりつつあります。
独特の透明感が備わる「クラシック 7147」のエナメルダイヤルは、控えめでありながら存在感があるため、腕元に適度な主張をもたらしてくれます。懐古主義では終わらない、クラシック&モダンを体現するブレゲの逸品。お値段はそれなりに張りますが、試してみる価値は十分あるかと思いますよ。
Text:Tsuneyuki Tokano


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