「フェチ」こそ円満カップルの秘訣だった!?
髪フェチ、声フェチ、匂いフェチ……古今東西、さまざまな「フェチ」が存在しているのをご存知ですか? そのバリエーションたるや、私たちの想像が及ばないほどです。程度は違えど、誰しも「〇〇フェチ」な部分があるはず! さぁ、めくるめくフェティシズムの世界を覗いてみましょう。
目次
■「フェチ」とは
■「フェチ」と「性癖」
■あるある!フェチ7選
①脚フェチ
②手フェチ
③においフェチ
④声フェチ
⑤髪フェチ
⑥鎖骨フェチ
⑦うなじフェチ
■恋人にも言えない……秘密のフェチ5選
①ストッキングフェチ
②脂肪フェチ
③耳フェチ
④太ももフェチ
⑤においフェチ Part2
■「フェチ」の便利な使い方
■まとめ
「フェチ」とは

フェチとは「フェティシズム(fetishism)」が略されたもので、宗教用語の一種。「物に宿る神秘を信じること」という意味だそうです。小石や貝殻など小さなものに神様や呪力が宿っていると信仰し、狩りや戦いのときはそれに祈っていたとか。今ではそのような使い方はせず、「自分は〇〇フェチである」といったように自らの趣味嗜好を紹介するときに使われていますね。
「フェチ」と「性癖」
趣味嗜好、性的嗜好という意味では似たような使い方をされる「フェチ」と「性癖」。これらの明確な違いはズバリ、
性癖=行動・思考に出る癖や好み
フェチ=物(特に人間の身体的パーツ)に魅力を感じる傾向
です。つまり、フェチとは性癖よりもかなり限定された言葉なんですね。同じ意味のように使われるようになったのは、異性に魅力を感じているのか異性の特定の一部に魅力を感じているのかが混ざったからではないか、という説もあります。
フェチと性癖についてはここでも言及していますので、よろしければご覧ください。
▶性癖はセックスを楽しくする。今こそカミングアウトのススメ
あるある!フェチ7選
前述の通り、フェチといってもさまざまな種類があります。続いては、思わず「わかる!」と言いたくなるようなメジャーなフェティシズムをご紹介します。あなたのフェチもここにあるかも?
①脚フェチ

フェチの王道、脚(足)フェチ。スラッとした長い脚が好きという人も、女性らしい柔らかそうな脚が好きという人もいますよね。でも好みの差はそれだけではないんです! 指の長さ、動き、土踏まずの形、厚みや質感etc……脚フェチさんたちはくまなくチェックしている、とのこと。それも、例えば質感にしたってスベスべな綺麗な脚ではなく、臭かったり水虫だったりしてもOK(むしろそれがいい)というマニアもいます。
また、「踏まれたい」というよな「(脚で)何かされたい」派、「ただ眺めていたい」というような「鑑賞派」など、派閥も存在するそうです。奥が深い……!
②手フェチ

男性よりも女性に多いのがこの「手フェチ」。優しい手で撫でられたい、触られたい♡という声が続出です。見るべきは浮き出た血管や手首の細さ、爪の清潔感、適度な筋肉などなど。いつも腕時計をしている男性なんかは、手フェチの女性からしたらそこも注目ポイントなのです。
ちなみに、筋肉質でしっかりしている手の男性が好まれるのは、原始時代から狩りや戦で重要になってくるのが「手」だから。遺伝子レベルで刻まれているフェティシズムなんですね!
③においフェチ

脇の下から出ている物質が相手を魅了する、という説があります。平たく言うとフェロモンのことです。男性にも女性にも多い「においフェチ」ですが、「においが好きな相手のことは本能で好き」という通り、人間の本能と密接に絡みついたフェティシズムだと言っても過言ではありません。においフェチの人は、自分に合った相手を自然と選んでいる可能性が高いんです。
においフェチの男性からすれば、女性から香水・柔軟剤・シャンプーのにおいが香ってきたらクラクラしてしまいますし、彼氏の体臭が大好き!という女性は決して少なくありません。でも、「※ただし好きな人に限る」という注釈がつくことがほとんどなのでそこは要注意ですよ。
④声フェチ
声は、体型と違って生来のものから変えることが難しいので「声フェチと言われても……」と困ってしまいますよね。ですが、「あの人の声って素敵!」と感じることは誰にでもあったはず。そう、モテ声というものが存在するのです。
声フェチの女性は、男性の声で人柄を判断しているようです。例えば、低めの声だと「温厚そう」、高い声だと「明るい人かな」という風に。一般的に女性の方が話好きだったり聞き上手だったり、聴覚が優れていると言われていますから、声フェチの女性が多いことも納得ですね。
対して男性は、女性特有の高い声に本能的に反応しているとか。フェティシズム的に言えば、おっとりした話し方の人に安心感を得て好感を持つとのこと。また、可愛らしい見た目でハスキーボイス・キレイ系な見た目で声はあどけない感じといったギャップにも弱いといった意見も。
⑤髪フェチ

またの名を「毛フェチ」。髪は女の命、という言葉があるように、得てして長い髪は女性としての象徴になっています。そんな「髪の毛」にフェチを感じる男性が多いというのも仕方がないというもの。もちろんショートカット好きの男性も多数いらっしゃいますが、髪フェチを名乗る男性に限っては、サラサラと靡くロングヘアを好む傾向にあるようです。
しかし「脚フェチ」と同じように、髪フェチの中でも色々と派閥があるようで、「ストレート派」「巻き髪派」「おろしている派」「くくっている派」など、そのバリエーションには事欠きません。くくっている方が好きという人でも、それがポニーテールなのかサイドテールなのか……これに関しては人それぞれと答える他ありませんね。
⑥鎖骨フェチ
鎖骨に色気を感じる人の多いこと多いこと……もちろん男女関係ありません。女性にしてみれば男性のゴツゴツした鎖骨はセクシーで男らしく感じますし、男性は女性の華奢な鎖骨にドキドキしているそう。ちなみに男性の鎖骨は無駄な肉がついていないことが重要。女性は、首回りのゆったりした服を着ても問題ないように、日々デコルテを美しく見せるケアはしっかりと!
鎖骨は上で挙げたパーツよりも、「自分とは違う」異性のパーツとして見られていることがわかります。男女お互いに、自分にないものを求めているというわけですね。
⑦うなじフェチ

これも聞いたことがある人が多いのではないでしょうか? メジャーどころだと、浴衣姿の女性のうなじやポニーテールの女性のうなじなんかはかなり人気のあるフェティシズムだと言えます。うなじに色気を感じるのは、後姿という無防備な姿だからという説、江戸時代に女性は成人すると髪を結っていた(大人の女性の象徴)からという説……色々と出てきました。また、後れ毛(結んでも出てきてしまう髪の毛)も無防備さを感じられて良い、という意見も。