大人心をくすぐるイタリア製の洒脱なストラップが話題に
いよいよ3月23日(木)からはじまる世界最大規模の時計の見本市BASEL WORLD(バーゼルワールド)2017。開催を目前に控え、眠れない夜を過ごしている方も多いのでは?

去る某日、銀座にあるニコラス・G・ハイエックセンターでは、40男御用達人気ブランドHAMILTON(ハミルトン)のプレ・バーゼルのお披露目として、新作発表会が行われました。今年は話題作が目白押しという前情報もあり、編集長・干場義雅が率いる弊誌取材班も興奮を隠しきれませんでした。

会場で我々をあたたかく迎えてくれたのが、ハミルトン インターナショナル CEOのシルバン・ドラさんと、新たにデザイナーに就任したアルフレッド・ベラヴェリアさんのお二人。
数あるコレクションをご紹介いただた中で最も話が盛り上がったのは、ユニークなストラップが目を引く人気シリーズ「Broadway(ブロードウェイ)」の新作でした。

世界のトレンドを席巻しつつある、注目の“ストリート スタイル”とは?

干場:このストラップ、すごく今っぽいですね。
シルバン:さすがにお目が高い! このストラップはイタリアで特別に作られているんです。
___イタリアはファッションも然り、腕時計においても最大級の市場であるのと同時に、流行の最先端を走っている国だと世界中で認知されていますよね。
アルフレッド:これまではストラップは、いくつか生産国を分けていたのですが、“ストリート ジェントルマン”という新しいコンセプトを打ち出すに当たって、イタリア以外での生産は考えられませんでした。
干場:どうして、ただのジェントルマンではなく、“ストリート ジェントルマン”である必要性があったのでしょうか?
シルバン:我々がストリートのスタイルにこだわった理由。それは時計業界には少なからず保守的な部分があり、そこへ対して新しい風を起こしていきたいと思ったことがひとつ。さらに、ハミルトンのユーザー層の需要を考えた場合、ストリートの要素を取り入れた方がブランディングとしても正しい選択だと思えました。
干場:ああ、そうなんですね!
シルバン:ところで、『FORZA STYLE(フォルツァスタイル)』の読者は、ジェントルマンというか、ダンディな方々が多いですよね。そこで干場さんのご意見をぜひうかがってみたい!
干場:ファッションの世界だとトレンドの最先端は、まさにそこだと思うんです。“ラグジュアリー ストリート ”というキーワードが浮かんでくるのですが、先日パリで行われた2017年春夏コレクションで、世界的なラグジュアリーブランドと気鋭のストリートブランドが手を組んだことが、その最たる例です。そんな最中、腕時計の世界でもこのような提案が見られたことに驚いています!
__前回、特集で掲載させていただいた「Spirit of liberty(スピリット オブ リバティ)」のストラップでも、すでにその兆候が感じられました。
干場:デザインの落とし込み方も良いですし、発表のタイミングもドンピシャだと思います。しかも、ただのコンサバティブで終わらないところがいい。お二人のスーチングもそう。よく見ると、ネクタイのラペルが少し細めだったり、まさに“ストリート ジェントルマン”のスタイルを実践されていますよね。
アルフレッド:ありがとうございます! 干場さんにそういっていただけると光栄です。そこまでお褒めいただけるのなら、今後もこの路線を貫いちゃおうかな(笑)。
シルバン:干場さんとお話しさせていただいて、国内外のトレンドを理解されていることに大変感銘を受けました。今後ぜひ、ストラップのデザインなどでコラボレーションしたいですね!
干場:そんなことができちゃうんですか!? 後日、日を改めてぜひミーティングを。もし、実現して時計がたくさん売れたら、美味しいイタリアンをご馳走してください(笑)。
シルバン&アルフレッド:もちろんです(笑)。近いうち、またぜひお会いしましょう!
すっかり意気投合した3人。この出会いから予想だにしなかったハミルトン×干場のコラボモデルの実現の可能性も? 今後の展開に乞うご期待ください!
Photo:Tatsuya Hamamura
Text: Ryo Takano
【問い合わせ】
ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
03-6254-7371
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