メルセデスAMGでタイムトリップ
アメリカで最も入手困難なプラチナチケットのひとつ、第51回スーパーボウル(現地2017年2月5日)が間もなくキックオフを迎えます。今年はAFC王者のニューイングランド・ペイトリオッツとNFC王者のアトランタ・ファルコンズが激突。下馬評は様々ですが一発勝負に100%はありません。さて、どうなることやら。
トランプ旋風が吹き荒れるアメリカとはいえ、この時ばかりは皆TVに釘付け。視聴率は最高潮に駆け上がります。さらに追い打ちをかけるのが、今年のハーフタイムショーに登場するレディ・ガガの存在。ひと波乱あるかもしれません。
勝負をかけるのはプレイヤーだけではありません。限られたCM枠もしかりで、それぞれの思惑の元、企業もまた争奪戦を繰り広げます。全米は無論のこと、世界中から注目されるプライドを賭けた世紀の大一番ですから、大会スポンサーともなればまさに名誉。
さて、我々クルマ好きが注目するのは自動車メーカーの動向です。
CM枠に名乗りを上げたのはメルセデス。じつは2011年、2013年、2015年に続き2017年で4度目に当たるのですが、今回は「メルセデスAMG」でスーパーボウルに貢献します。ちなみにオンエアーされるCMは、各社ともにこの1ゲーム限定。製作側もスペシャルチームを編成します。
AMG創業50周年を祝う意味もあり、まさに今回はスペシャル中のスペシャル。なんと❝ピーター・フォンダ❞を担ぎ出し「Easy Driver」というタイトルのムービーを作ってしまいました。
ルート66と思われる国道脇のドライブイン。たむろするのはモチロンならず者。ジュークボックスは全曲「Born to be wild」。言わずもがな、ステッペン・ウルフが謳う「Easy Rider」のサウンドトラック。呆れるほどテッパンの組み合わせに、もうニヤリとするしかありません(いい意味にですよ! )。
あれからウン十年・・・・・・。チョッパースタイルのハーレーから、GTロードスターを愛馬に変えたピーター・フォンダが登場します。
1969年に全米で公開されたロードトリップムービー、「Easy Rider」がアメリカ社会に問いかけたテーマは永遠の葛藤かもしれません。主人公はワイアット=キャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)。
自由を求めて彷徨う二人のライダーが最後に見たのはFreedomか、あるいはLibertyなのか。皆さんご自身でお確かめください。
Text:Seiichi Norishige
価格:未定
メルセデス・ベンツ日本
0120-190-610(メルセデス・コール)
■Mercedes-AMG GT Roadster Commercial "Easy Driver" – Directed by The Coen Brothers