マクラーレン・ホンダとの協力から採用された新素材「TPT™グラフ」の限りない可能性!
課題の克服、あるいは限界に挑戦し続けることで機械式時計は今日まで類まれなる進化を遂げてきました。
今では当たり前のように作れられている防水性能や自動巻き機構などもすべて、不可能を可能にしようと研鑽に研鑽を重ねた時計師たちの技術革新によって生み出されてきたものです。
そして、SIHH ジュネーブサロン2017にてまたひとつ、時計製造の歴史に新たな1ページが刻まれる話題作が世に躍り出たのです。
RICHARD MILLE(リシャール・ミル)とF1コンストラクターとして名を馳せるMcLAREN HONDA(マクラーレン・ホンダ)とのコラボレーションにより開発された新作「RM 50-03 TOURBILLON SPLIT SECOND CHRONOGRAPH ULTRALIGHT McLAREN F1(RM 50-03 トゥールビヨン・スプリットセコンドクロノグラフ・ウルトラライト・マクラーレンF1)」は、重量わずか40g以下と機械式クロノグラフ時計では世界最軽量です。
驚異的な軽さの秘密はずばり、腕時計の世界で初となる「TPT™グラフ」の導入にあります。この新素材はステンレススチールと比べ、200倍の強度と6分の1の重量の画期的なナノ材料グラフェンをリシャール・ミルが使用しているカーボン複合材に注入することで完成しました。
この「TPT™グラフ」をベゼルとケースに用いることで究極の軽さはもとより、優れた着け心地やユニークな外観など、あらゆる点で非の打ち所がない仕上がりが実現。
同様に、極限の軽量化に成功した7gのムーブメントは、地板とブリッジにグレード5のチタンとTPT™カーボンを使用し、パーツに限界までスケルトン仕上げを施しました。この高度な処理はすべて手作業で行われています。そこにトゥールビヨンの脱進機にスプリットセコンド機能を搭載しているのですから驚きです。駄目押しで複雑機構の弱点のひとつである耐久性にも優れていたりと非の打ち所がありません。
まるでF1マシーンにも匹敵する最先端のテクノロジーが投入されたリシャール・ミル×マクラーレン・ホンダの超軽量のクロノグラフ。このスペックであれば、一億円越えの価格にも納得ですね!
