アートピースのタキシードを完璧に着こなす方法
世界中にはいろいろなブランドがあり、毎シーズンさまざまな流行や新しいファッションの提案があるので「何を買うべきか?」「どれを取り入れるべきか?」と悩んでしまう人も多いはずです。そこで、新しく始まったこの連載では、今、注目が集まる人気ブランドの中から「買い!」の逸品をピックアップ。第10回目は、ブリオーニのスーツです。

イタリア、ペンネにあるブリオーニの自社サルトリアルアトリエにてハンドテーラリングの技を駆使して仕立てられるタキシードは、70年を超える歴史を通して支持され続けています。ブランドを象徴するアートピースのようなタキシードは、一着を仕立てるのになんと! 220工程以上、24時間以上を要し、7,000以上のハンドステッチが施されます。そのハンドステッチの90%は外側からは見えない内側に入れられており、完璧に身体にフィットするよう細部まで考えつくされた仕立て。また、ウールモヘア素材の最高品質の素材を使用し、ラペルやボタンに配されたシルクサテンと共に、上品で艶やかな光沢がラグジュアリーさを演出しています。
【テクニック1 ハンドテーラードの技が光るドレスシャツ】

タキシードに合わせるドレスシャツやカマーバンド等のアクセサリーもまた、最高品質の素材を使い、ハンドテーラリングの技を駆使して自社アトリエにて仕立てられます。特にしなやかな肌触りで最高品質のコットンを使用したシャツは、非常に細かいピッチのステッチ、細部まで考え尽くされた仕立てにより、見た目のエレガントさに加え、身体にぴったりとフィットする極上の着心地を実現しています。
【テクニック2 華やかさを演出するシルクサテンのボウタイ】

「ブラックタイ」の招待状を受け取ったときは、最高品質のシルクサテンを使用したボウタイがマスト。丁寧な作りにより、さり気ないながらもドレススタイルを一段格上げする存在感を放っています。タキシードのラペルと完璧にマッチするシルクサテンのしなやかさと光沢が、エレガントな着こなしを完成させます。
【テクニック3 一捻り加えた個性的なエナメルシューズ】

タキシードに合わせるドレスシューズといえば、内羽式のエナメルシューズが基本ですが……。ネイビースエードとのコンビシューズなら、まわりと差別化でき、足元の印象をよりスタイリッシュに演出できます。ベーシックなエナメルシューズだと、普段履く機会はなかなかありませんが、このデザインならブルーデニムに合わせたり、スマートカジュアルとしても気軽に履けます。
Photo:Siro Katagiri
Styling:Ryo Kuroda
Hair make:Masaki Tanimori
Model:Trayko Petrov
Text:Satoshi Nakamoto
【問い合わせ】
ブリオーニ ジャパン
03-3234-0022
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