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禅寺で京焼の今と未来に触れる  「京・焼・今・展 2016 ―若冲―」Modern Kyoto Ceramic 2016

日頃忙しくアウトプットばかりをしている40’s。時には心静かにいろいろな情報をインプットしてみてはいかがでしょう? この秋、京都では市内各地で数々のアートイベントが開催されており、どこを訪れたらよいか迷ってしまうほど。11月5日(土)〜7日(月)に開催される「京・焼・今・展 2016 ―若冲―」もそんな魅力的なイベントのひとつなのでご紹介します。

京焼とは京都でつくられる焼物の総称ですが、その中味は驚くほど多種多様。代々家業を継いでいる窯元から個人で活動する作家までが、それぞれ独自の作風で活躍しており、茶道具から普段づかいの食器までさまざまなものを手掛けています。こうした中、本展では京焼の長い伝統を継ぐ若手陶芸作家5名が集まり、「京焼の今」を表現する焼物づくりに挑戦します。

今年は生誕400年となる絵師・伊藤若冲をテーマに作陶するそうで、同じ京都生まれのアーティストが時代を越えてコラボする刺激的な試みとなりそう。また、会場となる建仁寺の塔頭・両足院は、普段は非公開の寺院。美しい禅寺の佇まいを見学できる、またとないチャンスでもあります。

今年からは展覧会の応援団として京都女子大学の学生も参加し、会場で案内を手伝う予定なのだそう。学生さんたちに説明をしてもらえば、京焼がいっそう身近なものに感じられそうですね。11月6日(日)の14時からは京都女子大学の前崎信也准教授が、作家たちと会話しながら作品を紹介するイベントもありますので、ご興味ある方、やきもの好きの方はお見逃しなく。

出展する5名の作家たちはそれぞれ歴史ある家の当主や跡取りという立場なので、「京・焼・今・展」は若手の今だからこそできる挑戦ともいえます。仲間たちと切磋琢磨しながら己を磨き、やがて未来の京焼を牽引していく彼らのパワーに触れれば、わたしたちも良い刺激がもらえるはず。

京都は今も現在進行形で歴史が生まれています。この秋の京都旅では、お寺や神社といった過去の歴史遺産を見るだけでなく、“今まさに生まれようとしている歴史”もぜひ目撃しましょう。

Text:Miki Shirasu

【問い合わせ】
「京・焼・今・展 2016 ―若冲―」Modern Kyoto Ceramic 2016

11月5日(土)、6日(日)、7日(月)
10:00〜16:30
両足院(建仁寺山内)
京都府京都市東山区 大和大路通四条下る4丁目小松町591
075-561-3216
拝観料 600円



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