名刺入れにコインケース、高級傘にカメラ… 大人のオトコが子供に還る場所
「手前味噌ですが、GRAMASは間違いなく世界一のクオリティーとデザイン性を持っている。違いがわかるお客様の心をより刺激するために、この店はiPhoneケースの枠を飛び越えた趣向を凝らしているんですよ」

そう語るのは、「GRAMAS」を展開する坂本ラヂヲの坂本雄一社長だ。10月1日、満を持して銀座一丁目に一号店「GRAMAS GINZA ONE」をオープンさせた。
ガラス張りのエントランスに足を踏み入れれば、そこに広がっているのは、「大人の遊び場」である。
ジュラルミンを寄木細工のように削りあげた「<GRAMAS Meister Diamo」や、卵のときから蝶よ花よと育てた、極上クロコダイルの皮を豪勢に使った「ダブルジップオーガナイザー」、ハリウッド映画とコラボした「GRAMAS Meister Leather case SUICIDE SQUAD」など、ショーケースに並ぶGRAMAS製品たち……。そのクオリティーの高さに、干場も目を丸くする。
「大のオトナが子供に還ってしまいそうな場所ですね。僕もさっきから興奮しまくり、財布の紐緩みまくりです。特に気になるのが、50万円以上もするクロコダイルのクラッチバッグ。スマホやおサイフ、イヤホンやICカードも入れられるし、こんなにセクシーなクラッチバッグは見たことがない…。すみません、大至急貯金するので取り置きできますか?(笑)」

壁に掲げられている絵は、イラストレーター・遠山晃司氏の手によるもの。繊細で軽妙なタッチで、店の雰囲気にカルチャーの色を添えている。

「単にスマホケースを売っているお店ではなく、満足やドキドキ感を扱っている空間なんです。だから、お客様に自分の思い出の一台の絵を遠山さんに描いてもらえるサービスを考えています。粋がわかる大人のためのサービスです」
そう笑う坂本社長の視線が、紫色に光るクロコダイルの皮に注がれている。四肢の形状はそのまま、きれいになめされた皮のインパクトに一瞬たじろぐが、聞けばGRAMAS製品に使えるのは背中のほんの一部のみ。クロコダイルを用いたシリーズは同社の主力製品だが、世界的なハイブランドとクロコダイルの確保を競い合っているのだ。
リザード、クロコダイル、牛革のラインナップがある名刺入れやコインケースも、ビジネスマンに人気の商品だ。カウンターではiPhoneのバッテリー交換や液晶パネルの交換も行い、即日対応も可能だという(一部機種やキャリアを除く)。無料でiPhoneやアンドロイド端末の充電をできるサービスもあり、いざというときの充電ステーションとしても重宝だ。「銀座で充電切れしたら、大至急ココに駆けつけます」(干場)。故障修理も受け付けており、まさに至れり尽くせり。

夢だったという銀座の一等地にオープンを成功させた坂本社長は、「まだ道の途中です」と笑う。
「ラグジュアリーなGRAMASの世界観をすべて詰め込みましたが、もっともっといいお店にしていきたいと思っています。オシャレだったり、気が利いてたり、買って一人で身につけたとき、ニヤリと口元が緩んでしまうような満足感を提供していけたら。やりたいことは山積みですね」