コンサバな大人が取り入れられる、新しいタック入りパンツ
女性と違いトレンドに左右されることの少ないメンズファッションですが、そんな中でも、ここへ来てぐっと変わり始めているのがパンツのシルエットとデザイン。「細身でノープリーツ一辺倒だったものから、タックやプリーツが入り、腰まわりに少しゆとりがあって、裾に向かって細くなっていくテーパードシルエットが大人のトレンドに浮上しています。80年台バブルの頃のプリーツ入りパンツとはまったく違う、“2016年のタック入り”に注目です」と編集長・干場も推すのが、タック入りパンツです。
タック入り=ワイドシルエットと思われがちですが、FORZAな大人が取り入れるべきは、膝下から緩やかにテーパードした大人顔の一本。もちろんビジネススタイルに取り入れられる、上品な素材感とコンサバなデザインを両立させたものがオススメです。今回はモード感のない素材感とシルエットで、ビジネスシーンでも取り入れやすいコンサバなタイプを厳選してご紹介。これまでのタック入りとはひと味もふた味も違う、大人のためのタック入りパンツ。一点投入するだけで全身が新しいバランスに生まれ変わるはずです。
いつものジャケパンスタイルに投入してこそ、新しいバランスを楽しめます
ビジネスシーンでも取り入れられる、タック入りパンツのスタイル。ほどよくボリュームをもたせた腰まわりのシルエットが特徴的なこちらは、イタリアのパンツ専業ブランド、ロータの一本。ジャケパンスタイルだけでなく、シャツ一枚のスタイリングでも鮮度を感じられる着こなしが完成します。
メイド・イン・ジャパンにこだわった人気モデル
ニュージーランドメリノの最高峰「ZEAL SUPER140’s」を使用した軽量感のある平織りタイプの定番スラックス。ワンプリーツ入りでゆったりとした穿き心地に加え、染め、織り、縫製を全て日本国内で行う「J∞QUALITY」認証商品。合わせるアイテムを選ばない上品なシルエットと素材感で、プリーツパンツ初心者にも取り入れやすい一本です。写真のブラウンは今季からの新色。
スニーカーも合わせやすいライトグレーはカジュアルでも活躍
2012年に現代的な提案性の高いブランドへ変貌したフランスの名門パンツブランド、「ベルナール・ザンス」のアーカイブシリーズ。上質なトロピカルウール素材の2プリーツで腰まわりはゆったり、膝下からテーパードする今の気分にぴったりなシルエット。スニーカーも合わせやすいライトグレーは休日スタイルでも活躍してくれます。
より穿き心地を追求したジャージー素材
2プリーツ入りで膝下からやや強めにテーパードするシルエット。上品な光沢感ととろみのあるコットンジャージー素材にすることで、リッチな印象を高めています。カジュアルな素材感と、穿き心地の良さにも注目です。
周囲と差をつけるなら、チェック×2プリーツで
PT01の既存の世界観にとらわれず、今季トレンドのパンツを作ったらどんなパンツになるか?という遊び心から始まった「PT01 ゴースト・プロジェクト」の一本。2プリーツで裾幅17センチの細身シルエットにチェック柄をのせることで、実にモダンに仕上がっています。ジャケットやシャツだけでなく、シンプルなコットンニットと合わせても上品に決まります。
穿き心地も重視するなら、ドライタッチなモヘア混ウールを
ハリとコシがあり、さらりとしたドライタッチな素材感が特徴のモヘア混ウール素材。穿いた時の肌当たりが良く、シワになりにくいのも嬉しいポイントです。スポーティな尾錠付きでポロシャツなどカジュアルな着こなしにもしっかりとマッチします。
Photograph:Ryo Toyoda
Styling:Takahisa Igarashi
Hair & Make-up:Ryohei Katsuma(masculin)
Model:Masaya(HEADS)
Edit:Takuya Kikuchi