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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
WOMAN 教えて、お姉さま!

第13回目の先生 石田紗英子さん

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あなたの印象は「6秒間」で決まる!
美人マナー講師が教える「ビジネスマナーの極意」

『FORZA STYLE』の唱えるイケフォー(イケてる40男)になりたい34歳の編集部員サトシーノ。美女はやっぱりイイ男を知っている! との噂を聞き......。「女の本音」を聞き出して学ぶコーナーです! さてさて、サトシーノ、どんなダメ出しを喰らうのか!? 前回のメンズファッションライターの丸山尚弓さんはこちら

今回のゲストは、元客室乗務員の経歴を持つレプロエンタテインメント所属のキャスターで、やさしいマナー研究所代表としても活躍中の石田紗英子さんです。今更聞けないFORZA(40代)世代が身に付けるべきビジネスや冠婚葬祭のマナーについて聞いてきました。

サトシーノ:今回は、やさしいマナー研究所の代表としてもご活躍中の石田さんに今更聞けないFORZA(40代)世代が知っておくべきビジネスマナーや冠婚葬祭でのマナーを伺っていきたいと思います。宜しくお願いします!

石田さん:こちらこそ、宜しくお願い致します。まずは、私のやっているやさしいマナー研究所に対してのポリシーをお伝えておきますと……。マナーは、完璧に装うことではなく、あくまで“ルール”であって、郷に入りては郷にしたがうもの。もっと言えば、相手を思いやり、お互いが優しくなれるような雰囲気づくりが大切だと思っているんです。それがあると、対人関係も潤滑になりますしね。

サトシーノ:マナー講師ってきくと、こうじゃなきゃダメです!ってガチガチで学ぶイメージだったので少し安心しました(笑)。

石田さん:やっぱりそうですよね。本当のマナーというのは、相手の心を開かせるためにあるんだと思うんですよ。なので、あまり肩肘貼ってマナーはこうだ!って言うのはあまり好きじゃありません……。世の中のさまざまなウンチクと同じで、マナーを知っていることで自信を持ち、どんな場面でも対応することができるんです。“武器”ではなく必要な時の“防御”として備えておくべきものって感じですね。

サトシーノ:まずは、ビジネスマナーにおいてお伺いしたいのですが、名刺交換の正しいやり方について教えて下さい。

石田さん:まずは、目下の人から目上の人に名刺をお渡しするということ。複数の場合だと、目上同士が名刺交換をしたあとに、目下の人が交換するということもありますがあとは、ちゃんと立ってご挨拶すること。正体といって、きちんと向き合って渡すってことが大切なんですよ。それから、相手と同時に名刺を交換するときは、自分の名刺を相手の名刺入れの上に持っていくと、相手も片手で受け取りやすくてスマートです。

サトシーノ:相手の名刺入れのほうに持っていくのが正しいやり方だったとは……初耳です。目上か、目下じゃないかとか、初対面でわからない場合は、どうすれば良いんですか?

石田さん:挨拶と一緒だと思うので、私はどんな方でも自分から名刺を差し出すようにしています。第一印象のお話になるんですが……お会いして、大体6秒間でその人の第一印象は決まるんですよ。

サトシーノ:たった6秒ですか!?

石田さん:そうなんです。ご挨拶や名刺交換の間で大体6秒くらいなんですね。だから、名刺交換は自分の印象を良くする為にすごく大切なんです。そして相手の印象を決める55%が視覚からの情報なんです。相手の表情、姿勢、身だしなみ……それらを見て即座に判断しちゃうんです。それから、聴覚。声のトーンや話し方が38%ときて、話の中身っていうのは、実は数%しかないんですよ。だから話の中身っていうのは、実は数%しかないんですよ。

サトシーノ:へー!だとしたら、はじめの挨拶の内容ってほとんど覚えてないんですね? 声のトーンや姿勢の方がよっぽど影響しているんですか。。。なるほど!

石田さん:そして、大切なのは相手の目を優しく見ること。瞳のキャッチは、心のキャッチ(笑)。要はアイコンタクトがしっかりとれているかが重要なんです。できない人が意外に多いんですよね。

サトシーノ:確かに……。恥ずかしくてなかなか目を合わせれない人も多いですよね〜。目を合わせてくれない場合って、どんな風に対応しているんですか?

石田さん:私は、自分から無理やり合わせにいきます(笑)。名刺渡すタイミングの時に「ご挨拶よろしいですか?」って相手の視界に顔を持っていくようにして渡します。緊張したり、他人が怖いってことは、誰でもあると思うんですよ。だから、ちょっと勇気をだして自分から殻を破ってコミニケーションを取りに行くことが大切です。

サトシーノ:それも第一印象をアップさせる技術のひとつですね! 今までお会いした方で、凄く第一印象が良かった方っていますか?

石田さん:そうですね〜。お仕事柄もありますが……。政治家の方は、街ゆく人一人一人握手されたりもあるから、お会いする方みなさんとても印象が良いです。殻が無いというか、自分を開示する術はさすがに完璧です。

サトシーノ:挨拶ひとつ、名刺交換ひとつで仕事も大きく左右されるという事なんですね。あとは、会議の際とかに困るのですが……。座席の座る順番とかを教えて頂けますか?

石田さん:会議などは、その部屋の形、机の形、イスかソファーかでも変わってきます。基本、ドアから一番遠いところが上座ですね。実は、国によっても違ったりするので、国際会議などは本当に難しいんです。そうした場合は、基本ホスト側が指示するのが、ベストです。

サトシーノ:話が国際的になると、やはりいろいろマナーの部分でも複雑になっていくんですね。

石田さん:日本で、海外の主要な方をお招きするじゃないですか。そうした場合、国旗をクロスして机に置いているのを見ませんか? あれも、迎えてる国を前にしたりして相手国に敬意を払っているんです。旗を立てる場合も順番もしっかりありますし……。ゲストがどういうバックグランドの方なのかをちゃんと知っておかないと、失礼にあたることは多いですよ。宗教とかもありますから。グローバルに仕事をされる方が多いFORZA STYLEの読者の方々なら、知っておくと為になるはずですよ。

サトシーノ:握手はそうなんですね〜! それは日本人同士においても?

石田さん:日本では、「握手」の代わりに「お辞儀」ですよね。 なんで、お辞儀をするかというと、自分の急所である頭を相手に差し出すことで、“自分はあなたに敵意はありません”。握手の場合は、“自分は手に武器を持っていません”。ということを示す習慣なんです。例えば、日本だと、目下から挨拶にいきますが、アメリカだと、自分から挨拶にいっても、握手の手を差し出すのは目上からだったり女性からだったりするので、そこも理解しておかないといけません。ややこしいですけどね(笑)。

 



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