大人の女性を連れて行きたい、
ほっと癒やされる話題のアートイベントとは？

2015.7.10 0

『展示×保管「祈り」～Pray for Serenity～』
和紙造形作品に映像と音楽を融合させたイベントが開催

小さい頃、年末の大掃除が面倒だったなぁ〜なんて思い出は誰にでもあるもの…。でも、実家に和室があった方はやりませんでしたか？そう、障子を破きまくる作業。“ビリッ”、“ズボッ”っと、いつもは怒られてしまうのに、今日だけは思いっきり破けるという、あの爽快感。たまらなかったですよね。あんなにはしゃいでいた部屋は、時が経つと、たるみなくピーンと張り替えられた和紙を通した夕焼けの光で、優しく、柔らかく包み込まれる……。そんな美しい光景を思い出せる人も、多いのでは？

今回、その『和紙』を造形作品とし、和紙のインテリアアートの企画・制作を手掛ける堀木エリ子さんと環境音楽家の小久保隆さんとのコラボレーションで、『展示×保管「祈り」～Pray for Serenity～』と題したインスタレーションが完成したのです。ということで、そんな映像と音楽を融合させたイベントが7月7日（火）～31日（金）まで、寺田倉庫（東京都品川区）のイベントスペースにて開催されます（要予約）。

独自の手法で何層にも漉き重ねられた創作和紙を使って、様々な工夫を凝らして作られた作品たち。私たちの心を優しく包み込むような光は陰影を放ち、希望に向かう「祈り」を静かに、そして大胆に表現しているのです。

【伎楽面・トルソー】
故野村万之丞氏の依頼で、花の精をモチーフにして和紙の伎楽面を制作した。伎楽面とトルソーは、特殊な手法でパイプや樹脂を内蔵して立体的に漉き上げられている。花博では、假屋崎省吾氏が面の突起部分に花を活け、ダンサーが伎楽面を身につけて華麗に舞った。
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【光パーティション】
名古屋の商業ビルの6周年イベント装飾として展示した作品。万華鏡のように様々な素材を漉き混んで賑わいを表現し、循環や永遠の象徴である「輪（リング）」をモチーフにデザインしている。最先端の紙漉き技術を使い、直径5ｍの大きさで漉き上げた和紙で、常に時代の要望を満たし新たなストーリーを展開していくビルの役割をコンセプトにした。
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手作業で一枚一枚作られた繊細な和紙を使った作品で「見せる」手法と、寺田倉庫が創業以来65年以上にわたり大事にしてきた、「保管」という二つの要素が重なり、伝統と革新を表現する新しい空間が生み出されています。

人生経験から培った様々な経験や知識を、心のなかや体に染み込ませてきたフォルツァ世代の男性たち。それを自分に合ったものとしてアレンジし、日々進化し続けながら女性たちを魅了する…。なんだかイケフォー（イケてる40代）の魅せ方と似てません？

Text : Akiko Uehara