「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄使い過ぎ、色使い過ぎというのはイイ歳して痛い…。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&セクシーな装い方をしている大人のセレブたちのイマドキの着こなしやアイテムをご紹介!
Lesson.7 ブラット・ピットに習うリラックスワントーンの作り方
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カジュアルスタイルで真似したくなる、ワントーンコーディネート。ただ、いざチャレンジしてみるとパジャマっぽく見えたりして、街着として上手く着こなせない……。そんな風に思ってる40男のみなさんにお手本をご紹介。ラフな着こなしが得意なブラット・ピットのスタイルです。
キモは、なんといってもグレーともカーキともいえない曖昧な色み。ワントーンチョイスに大切なのは、この地味色の曖昧さ。パキっとしたブラックやネイビーだと決まり過ぎて、リラックス感ゼロに見えてしまいます。
そして、もうひとつのキモは素材感! シャツ、パンツともにテロっとして風をはらむ素材をチョイスすれば生地自体にリラックス感も感じられて、やや光沢のある素材が同時にセクシーさも引き出してくれます。ここが寝間着に見せない大きなポイントです。
あとは、お得意のシャツのこなしをすればOK! 腕まくりや第2ボタンまで開けた無造作なこなしテクニックを加えれば、ブラット・ピットのような無造作セクシーを産み出すことが出来ます。そして、男くさいティアドロップのサングラスを足すこともお忘れなく。リラックススタイルを引き締める大きなポイントですから、要チェックです!
ワントーンコーディネートにおいて大切なポイントは、色、素材感、こなし方。ぜひ実践してみてください。
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洗いざらしの曖昧な色みのシャツは、コットン100%ながらテロっとした素材感で着心地が抜群です。やや光沢のあるパンツも曖昧なグレーのようなカーキのような色味でワントーンコーディネートに最適。ウエスト部分の後ろがゴムになっており、リラックス感もプラス。
ティアドロップのサングラスを足すことでスタイル全体が引き締まります。大人のワントーンコーディネートは、地味で普通が自然体で一番格好良いんです。
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto