「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄使い過ぎ、色使い過ぎというのはイイ歳して痛い…。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&セクシーな装い方をしている大人のセレブたちのイマドキの着こなしやアイテムをご紹介!
Lesson.5 ブラット・ピットに習うオシャレ度アップの小物の選び方
有名ハリウッドスターといえば、ブラットピットの名がまず上がるほど圧倒的認知度と、裏打ちされた演技力で数々のヒット作を世に生み出した名俳優。そんな彼のプライベートのファッションセンスも、もちろん超一流。中でも小物使いに長けていて、シンプルなコーディネートを玄人技に見せるセンスはぜひ見習いたいところ。
40男の多くが苦手とするハットは、元々紳士なアイテムで、ジャケットスタイルとの相性はバツグンです。ツバも浅めを選び、色も黒をチョイスすれば案外とすんなりコーディネートに溶け込むのです。サングラスもやや太めのフレーム選びが正解。知性が出ので、チャラフォー(ちゃらい40代)には見えません(笑)。 春はアウター代わりに使えるストールを取り入れているのもアリ。巻き方次第で何通りも表情が楽しめ、巻くだけでコナレ感を出せる魔法の布。洗い加加工が施してあれば、写真のように垂らすだけでも表情が出ます。小物を足すなら、コーディネートは絶対地味に。そして、色使いはシックに。これ鉄則です。そしてなによりトライ&エラーを繰り返すことも重要。
ハットやサングラスは顔や頭の形に合う合わないがあるので、店員さんのアドバイスに耳を傾けて、ブラット・ピットのように小物を武器に出来る粋な40男目指しましょう。
ブラックのハットは、つばが浅めのベーシックな黒を選ぶが正解。ジャケットスタイルだけじゃなく、Tシャツにデニムの普通な格好まで幅広く使いこなせます。
茶のフレームに少し透け感あるサングラスは、上品で知色人に見せてくれる良き相棒。小物上手になるには、デザイン物や柄物など変り種を選ばないこと。
そして、今年注目のグラデーションストール。中でもカーキベースがFORZA STYLEイチオシです。地味な感じが男らしさを引き出してくて40男にベストなチョイスです。そう! 普通で良いんです。普通で。
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto