謎めいたリューズが気になる
流麗なデザイン
独特の存在感があるカルティエの腕時計。男性腕時計の祖ともいわれる「サントス」しかり、2007年に誕生したふっくらとした丸いフォルムを持つ「バロン ブルー ドゥ カルティエ」しかり。角型にせよ、丸型にせよ、これまで数々のフォルムを生み出し、独特の流麗さを与えている点は、カルティエのお家芸とさえいえるのです。
今年のSIHH(ジュネーブの新作時計発表会)でも、改めてその手腕を見せつけてくれています。それが、この新コレクション「クレ ドゥ カルティエ」。4月18日(土)に世界同時発売します。
ラグとケースが一体化したオーソドックスなラウンド型の堂々たる王道デザイン。しかし、カルティエらしいエレガンスも忘れていません。それは、ネーミングにも大きく関わる「クレ(=仏語で鍵)」型のリューズ。
カルティエ ウォッチのアイコンでもあるブルー サファイアが長方形に象られたそれは、昔の置き時計のゼンマイを巻くための「鍵」にインスパイアされたものだそう。時刻合わせに引き出す際にワンクッションが入る点も、まるで「鍵を解く」ような気持ちにさせてくれます。
ムーブメントは新しく開発された自社製キャリバー「1847 MC」を搭載しており、メゾンの誕生年にちなんだネーミング通り、今後メゾンを牽引する使命を負っているというわけです。
華麗にして正統。女性が男性に求めているのは、こういう知的で王道なテイストなのです。40男の皆様、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょう。
Text: Masashi Takamura
Photo: Eric Maillet © Cartier
Cartier Clé de Cartier
自動巻き(Cal.1847MC)、K18PGケース、ケース径40mm。193万円(税抜)
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