【後編】「孫の将来は医者以外認めない！」孫依存の姑が教育方針に過干渉する、闇深い理由。

舞子さんは何度か、夫にも相談した。しかし、夫は母親に感謝しているらしく、迷惑だとは思っていないらしい。中度のマザコンのため、姑の口出しに意見や反対することはなかったのだろう、と舞子さんは話す。

「義父がいなくなって寂しいのはわかるんですが、毎回家族のお出かけについてこようとされたり、私だけハブって出かけられたりするのはしんどいです。小さなストレスが溜まり、平日来る姑からの電話を無視するようになりました」　

長女の将来を見据え、小学２年生からは学習塾へ通わせることになった。

その学習塾は夫が通っていた大手学習塾のため、姑も賛成した。学習塾の送迎は任せてという申し出があったが、近年は高齢ドライバーによる交通事故が多いこともあり、強く断ったそうだ。

「学習塾へ通い出した娘は、本人なりに努力しています。私自身、小２から学習塾は早すぎたのではないかと思うくらいです。

しかも義母は、娘が好きで続けているピアノを早く辞めさせて勉強に集中させたほうがいいと言ってきたんです。本当に過干渉で、さすがの私もキレちゃって。ついに怒りのLINEを送りました」

ーあの子たちの親は私なので、教育面に関しては任せてほしいです。医学部までいかなくても、将来困らないほどいい大学へ行けるようサポートするつもりです。だから、娘が好きでやっていることは応援してもらえないでしょうか。お義母さんにはこの先、自分の人生も楽しんでいただきたいんです。