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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場編集長のスタイルクリニック

今冬人気のざっくりニットアウターこそ、干場流のモノトーンで都会的に着こなすべし!

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今まで、さまざまなメンズファッションを提案し、大人の男のカッコイイ!を追求してきた干場編集長。そんな干場が辿り着いた【コレがあればいい!】というアイテムと、【この着こなしをすれば間違いない!】という究極のスタイルを伝授。シンプルで、普遍的、上質な素材で、色を制御した、都会的で洗練された言わば最後のスタイル「LAST STYLE」を紹介します!

ホッコリ系の代表格をスタイリッシュに着るのがキモ!

人気連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第73回目は「ローゲージニット」です。ようやく寒くなってきた今日この頃、その魅力と選びが気になるところです。

 

これまでハイゲージニットの魅力は散々お伝えしてきましたが、今回はローゲージニット。まずはハイとローの違いからおさらいしてもらいましょう。

「ゲージとはニットの編み目の大きさを表す単位で、数字が大きいと目が細かく、小さいと目が大きくなります。ローゲージニットとは、数字が小さいニット、つまりざっくりした編み目のニットを意味します」

トラッド人気の今、ローゲージニットは注目のアイテム。それでいて時代を問わない普遍的なアイテムでもあるのだそう。

「ローゲージニットを得意とするブランドには名門が多いんですよね。糸が太い分、長く着られるとあって、定番とされているブランドが沢山あります。また、年齢を重ねるほどに似合ってくるというのも見どころです」

今ならトレンドアイテムとして20代の人も楽しめつつ、10年後や20年後になった時にも落ち着いた渋い着こなしにもマッチしてくれるという、まさに普遍的アイテムです。

「ただし、そのざっくりとした風合いから、どうしてもホッコリとした印象でまとまりがち。特に漁師の防寒着として誕生したアラン編みのニットなどは、その歴史からトラッド感が強過ぎますから。でも、色使いで回避は可能。スタイルクリニックお馴染みのモノトーンでまとめれば、都会的な洗練顔で着られます」

あたたかさは当然抜群とあって、スマートに着られるなら一石二鳥。この冬、有効に使わない手はないですよね。

MC GEORGE / マックジョージ

大人の余裕を示すのに打ってつけ

カーディガン10万8900円/マックジョージ(ミニマルワードローブ)

Tシャツ9350円/クロスクローゼット、デニム3万8500円/マインデニム(マインド)、ブーツ7万5900円/ダブルエイチ(オリエンタルシューズ)、他干場編集長私物

1881年にスコットランドで創業した老舗ニットウェアブランド。こちらはウールにカシミアをブレンドしたショールカラーカーディガンで、俳優ダニエル・クレイグが着用したことでも知られています。

「ローゲージでショールカラーといえば、まさしくトラッドの象徴的アイテム。それをスリムなブラックデニムとヒールブーツとでモノトーンにまとめれば、モードな雰囲気にもなるんです」

同じローゲージでも素材次第で印象一変

ご覧の通りざっくりとした編み感が、ホッコリとした印象に。それでもカシミアがブレンドされているので、上質感も両立します。

「ウール自体もウルトラファインメリノウールなので、糸自体は実にサラリ。トラッドにしてラグジュアリー感も楽しめます」

干場編集長のアドバイス①「インナー」

トラッドならシャツを、モードならカットソーを

ネルシャツやデニムシャツと合わせれば、渋さとオトコらしさのあるアメトラに。一方で、なめらかなカットソーとなら色気顔に。

「カットソーだと抜け感が出るんですよね。サングラスをネックに引っ掛ければ、大人の渋さがにじむ色気のある雰囲気を楽しめます」

干場編集長のアドバイス②「時計」

腕時計のセレクトは結構振り幅広いんです

ドレスウォッチでもスポーツウォッチでもマッチしますが、今回はダイバーズウォッチでオトコらしく。

「ローゲージの場合は、ギラギラ感がない方がオススメ。今回合わせたダイバーズも、ベゼルがマットなのでホッコリしたニットの質感と合います。」

干場編集長のアドバイス③「ブーツ」

足元はあたたかみのあるスエードが最適

スリムなブラックジーンズと相まって、色気をたっぷりと香らせてくれるヒールブーツ。さらに見どころは素材です。

「ホッコリとしたローゲージニットとスエードは相性抜群。スタイリッシュでありながら、冬らしいあたたかみを感じさせます」

1PIU1UGUALE3 / ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ

トラッドすぎない都会派ショールカラー

6万3800円/ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ GINZA SIX)

トラッドな印象の強いショールカラーも、こんな風に小ぶりな襟なら比較的スタイリッシュに。ボタン位置が高めなので、コートとレイヤードしてもバランス良く収まります。素材はコットン×ウール。サラリとした肌触りは、日常使いにも打ってつけです。

Settefili Cashmere / セッテフィーリ カシミア

見た目ホッコリ、肌触りはリッチに

14万4100円/セッテフィーリ カシミア(菅原靴店)

ショールカラーにダブルブレストというトラッドなニットカーディガンを、菅原靴店の別注によりチャコールグレーに。素材はウールにカシミアを30%もブレンドしたとあって、ローゲージにしてふわりと軽い着心地に。ヴィンテージの編み機による低速編みもその要因に。

BAFY × BEAMS F / バフィー × ビームスF

こんな一着があると色々と便利なんです

4万700円/バフィー × ビームスF(ビームス 六本木ヒルズ)

イタリア発の実力派ファクトリーブランドに、ビームスFが別注したこちら。素材はウールで、トラッドなケーブル編みを採用しています。スタンドカラーにすることで今時期にはアウターとして活躍。ロー寄りのミドルゲージなので、インナー使いとしても活躍します。

30/70 trenta Settanta / トレンタセッタンタ

ヘビロテするニットといえばコレ

3万9600円/トレンタセッタンタ(第一ニットマーケティング)

トラッディシリーズからリリースされたこちらのクルーネックニットには、伸縮性がありながら縦方向に入る細い畝で表現したイングリッシュリブ編みを採用。撚りを強めたウール糸によって毛羽が立ちにくいのも魅力で、ストレートラインと相まって洗練された着姿に。

BEGG×CO / ベグアンドコー

伝統的にして今っぽさも楽しめます

15万4000円/ベグアンドコー(伊勢丹新宿店)

伊勢丹新宿店限定となるこちらは、1866年に創業したスコットランドの名門が編み上げた1着。立体的に編み上がったケーブル編みは厚手とあって、見た目の期待通りあたたかさは抜群。それでいていざ袖を通せばやわらかく、その色味と共に上質さと品の良さを楽しめます。

PEREGRINE / ペレグリン

おじいちゃんになっても着られるニット

2万9700円/ペレグリン(ビームス 六本木ヒルズ)

イングランド製にこだわり続ける1796年創業の老舗。素材はウールで、伝統的なアラン編みを披露しています。立体的で厚みのある編み感ながら、シルエットはジャストでスッキリと。これぞまさに、一生モノのローゲージニットにおけるお手本的なアイテムです。

Photo:Naoto Otsubo
Styling:Ryoko Kanemoto
Hair&Make-up:Megumi Ochi
Model : Noah Ishikura
Text:Masafumi Yasuoka
Direction:Yoshimasa Hoshiba

【問い合わせ】
ミニマルワードローブ https://minimalwardrobe.jp/pages/contact-us
ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ GINZA SIX 03-6264-5024
菅原靴店 019-651-4969
ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623
伊勢丹新宿店 03-3352-1111(大代表)
第一ニットマーケティング 0258-66-6676
クロスクローゼット 03-5770-5274
マインド 03-6721-0757
オリエンタルシューズ 03-6804-3280



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