ワールドタイマーのほうが歴史的に古い
一方のワールドタイマーは、ルイ・コティエがパテックフィリップと共同で開発した機構を1937年に「Ref515HU」に搭載したのが始まりです。これは後に「ワールドタイム」と呼ばれるモデルで、現代も引き続きこの手法を当時と同じく採用しています。
これは都市名を記載したリングが24時間で1周する原理で、GMT機能もこの部分は同じです。GMTとの見た目の大きな違いは、リングに都市名が記載されており、都市名の現在時間がすべてわかる点です。
ワールドタイムは12時の都市名を基準にして世界各国の現地時間がわかり、横に付いたプッシュボタンを押すことで都市名のリングを移動させて、時間調整を行うのが特徴です。
デメリットは、GMTと比較すると視認性がやや劣ること、複雑時計ゆえに慎重な取り扱いが必要なことです。価格的にも高額なモデルで、GMTほど選択肢は多くありません。
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