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値上がり必至だから現行を買っておく!新型レクサスGXから想像する、21年ぶりのフルチェン次期型プラドの姿とは?

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■現行プラド最大の魅力が、次期型では弱まるのは避けられない

現行プラドの魅力としては、ランクル譲りの走破性の高さのほか、扱いやすいボディサイズによる使い勝手のよさ、そして床下格納式の3列シートを備えた7人乗りが用意されていること、また、3列目を畳めば巨大なラゲッジスペースも確保できることなどが挙げられるが、もっとも大きな魅力はやはり「お買い得」であることだ。

2017年にマイチェンをした後期型ランドクルーザープラド。全高はランクルとほぼ変わらないが、全長は125mm、全幅は95mmもプラドの方がコンパクトだ

プラドの最人気グレード、「TX Lパッケージ(7人乗り)」は税込433万円から。現行300系ランドクルーザーはエントリーグレードでも税込510万円(最人気グレード「ZX」は730万円)であることを考えれば、プラドは圧倒的に安くてお買い得なのだ(価格はすべて、2023年6月末時点)。

ちなみに現行プラドは、2.7L直4ガソリンエンジン車のほうが、2.8L直4クリーンディーゼルエンジン車よりも中古車市場での流通数が多く、5人乗り仕様よりも7人乗り仕様のほうが人気は高い(=査定も高い傾向)。高い査定を狙うならば、ボディカラーはパールホワイトかブラック、オプションでサンルーフがついていればなおよい。

話を戻して、新型GXの装備内容をみていると、次期型プラドでは、現行プラド最大の魅力である「お買い得感」が薄まってしまうのではないか、という不安がよぎる。ボトルネックとなるのがパワートレインだ。(新型GXに搭載の)3.5L V6ツインターボが次期プラドに設定されることはまずないだろうが(日本では大排気量エンジンの需要がない)、2.4Lターボハイブリッドだけでは成り立たたない。

おそらく、現行プラドの古い2.7Lガソリンエンジンに代わる2.5Lクラスのガソリンエンジンや、2.5Lクラスのハイブリッドが設定されるだろうが、重たいプラドクラスのクロカンSUVを動かすには、エンジンにそれなりに手を加える必要が出てくるはず。他のトヨタ車が使っているエンジンを流用できないとないことはコストアップにつながる。これまで通り、最人気グレードが433万円~というバリュー価格で購入できることは考えにくくなってしまうのだ。

ただ、これまで燃費の面では片目を瞑って納得するしかなかったこの手の重量級クロカンに、ハイブリッドが設定されることは、弱点の解消につながり、これはこれで喜ばしいことだ。

 

■新デザインには大いに期待!!

新型GXが、クラシカルかつモダンなクロカンSUVスタイルとなったことで、次期型プラドのデザインも、大きく模様替えがなされる可能性がある。ランドクルーザー300の縮小版ではなく、ランドクルーザープラドとしての存在感が際立つ新デザインが与えられれば、これまで以上の販売台数の記録が築けるのではないだろうか。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:LEXUS,TOYOTA
Edit:Takashi Ogiyama



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