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アルファードとヴェルファイア、どっちを買うのが正解?グレードは高級Zのみだが、ベースのGを待つべきか?

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■内外装がブラッシュアップされ、見栄えと使い勝手が大幅向上

エクステリアは、基本的にはアルファード、ヴェルファイアともに、先代のキープコンセプトだ。ただ、先代では標準タイプとエアロタイプの2つが用意されていたスタイルが、新型では1つに。アルファード内で区分けをするのではなく、兄弟車間で区分けをしたかたちだ(アルファードが標準タイプ、ヴェルファイアがエアロタイプ)。

フロントグリルの印象もキープコンセプトだが、アルファードは標準タイプ、ヴェルファイはエアロタイプという大まかな区分けがあるようだ

アルファードの特徴的なフロントグリルは、ガンメタルとメッキ加飾のパネルを組み合わせた構造。メッキ加飾の部分を抑えてギラギラ感を上手くコントロールしたことで、ショーファードリブンカーとしても似合う、王道のスタイリングを目指したという。このフェイスでは大人しすぎると感じる人には、モデリスタやGRのエアロキットがお薦めだ。ヴェルファイアに関しては、黒ベースの漆黒メッキグリルが光る金属加飾が装着されている。アグレッシブさとモダンかつ上質さも残した、秀逸なデザインだ。なお両車とも、これまで専用マークだったフロントエンブレムは、新型からトヨタマークへと変更となっている。

運転席前のメーターはフル液晶タイプなり、全車に14インチの大型センターディスプレイを標準装備する

インテリアは先代よりも大幅にレベルアップし、トヨタの最新鋭のデジタルアイテムが投入されている。運転席前のメーターはフル液晶タイプなり、全車に14インチの大型センターディスプレイを標準装備。Zはディスプレイオーディオだが、最上級グレードのエクゼブティブラウンジはCD、DVDドライブも装備する。

2列目の豪華絢爛なようすは先代を大きく上回る。上質さは期待以上!!

インテリアでのホットポイントは後席エリアだ。2列目シートは手動調整タイプと、エクゼブティブラウンジ向けの電動調整タイプがあり、後者は、肘置き部分に用意された液晶付きの操作パネルで、後席用モニターやエアコンといった操作が可能。2列目シートを倒していくと、オットマンがせり出し、ほぼフラットな姿勢にまで倒すことができる。エクゼブティブラウンジでは、14インチの後席用モニターも標準装備だ(Zはディーラーオプション)。この後席シートに座って、ドライバーに運転してもらうのは、至極快適なことだろう。

 

■ハイブリッドで2WDが用意された点はポイントが高い

グレード構成は、2.5Lガソリンエンジン車「Z」の2WDと4WD、2.5Lハイブリッド「Z」の2WDとE-Four、最上級グレード「エクゼブティブラウンジ」の2WDとE-Fourだ。価格は税込540万~850万円。当面は540万円の2.5Lガソリン2WD「Z」が量販グレードとなるだろう。

現時点、上級グレードに相当する「Z」しか設定がないため、今後、他のトヨタ車で見られる「G」のようなベーシックグレードが登場することを期待したいところ。ただ、先代にはなかったハイブリッドの2WD(620万円~)が用意された点はポイントが高い(先代はE-Fourのみだった)。

納期はかなり長くなることが予想される新型アルファード/ヴェルファイア。ただ、どれだけ待っても購入する価値のあるモデル。活躍を期待したい。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:TOYOTA
Edit:Takashi Ogiyama



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