■王道ラグジュアリーの新型「アルファード」と、スポーティな新型「ヴェルファイア」
先代モデルでは、アルファード10に対して、ヴェルファイアは1程度の販売台数と大差がついていた、アルファード/ヴェルファイア。ヴェルファイアが特定のグレードに絞られていたことも要因ではあるが、これほど差がついたのは、トヨタとしても想定外だっただろうが、新型では、月販目標8500台のうち、7割をアルファード、3割をヴェルファイアとしており、トヨタ側の戦略としては、ヴェルファイアを拡販していく計画のようだ。
新型アルファードはサイズアップしたようにも見えるが、全長4995×全幅1850×全高1945mm、ホイールベース3000mmと、先代比で45mm長くなったが、全幅と全高、ホイールベースは先代と同じ
今回の新型では、アルファードとヴェルファイアで、パワートレインの構成を変えている。経済的な2.5Lガソリンエンジンはアルファードのみ、燃費重視の2.5Lハイブリッドは両車に設定、そしてパフォーマンス重視の2.4Lのターボエンジンがヴェルファイアにのみ備わるという内容で、王道のラグジュアリー路線を行くアルファードとスポーティなヴェルファイア、という具合に上級グレードで明確にキャラクタ分けがなされた。なお、プラグインハイブリッド車も計画されているとのこと。そうなるとまた悩ましい選択肢が登場することになる。
新型アルファード/ヴェルファイアのポイントのひとつが、現時点(ヴェルファイアも含めて)全車7人乗りのみ、という点。8人乗り仕様は、1年後ごろには用意していくとトヨタ担当者は説明している。さらに期待したいのは、レクサスLMのようなVIP向けの4人乗り仕様だが、(レクサスLMとアルファード/ヴェルファイアは)ベースが同じであることから、欲しいという声が多ければ、登場する可能性は十分にあるだろう。
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