また、靖子さんは誰にも言えない話として、このような不安についても語った。
「最近、教師によるわいせつ事件とか、凄く多いですよね。あれが頭から離れないんです。どうしても『この先生は大丈夫かしら』と不安になるんですよ。
でも一方では、先生方の過酷な労働環境が問題になっていることを知っています。大変な中で頑張ってくださっているのに、こんな不安を持つのはいけないことかなって、凄く複雑なんです」
靖子さんは、同じ学年の保護者仲間に娘の生理による不調を学校にどう伝えるかについて訊ねてみたという。
「相談した方の娘さんは違うクラスですが、やはり担任は男性なんです。彼女の娘もこの春休みに初潮を迎えたとかで、やっぱり言いにくいよね、と言ってました」
相談相手は生理という直接的な言葉は使わず、「体調不良」という言い方で済ませようと思ったのだそうだが……。
「詳しく教えてほしいと言われたそうなんです。コロナもあるし、いま色々感染症が流行っていることもあって、体調不良だけでスルーってわけには行かないんです。
それで、女性特有の体調不良と言ったらしいんですが、それって言い方が違うだけですよね。それを聞いた先生との間に、気まずい空気が流れたそうです」
RANKING
2
3
4
5
2
3
4