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キモはパキスタン?先代ランドクルーザー200系の得する買い方

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■グレードはV8の「ZX」、ボディカラーはパールホワイトかブラック

納期の見通せない300系ランクルを待つよりも、手ごろとなった200系ランクルを買うほうが、長く楽しめるというもの。中古車買い取り専門店で、200系ランクルの賢い買い方と、売り方について取材した。

人気グレードは、「ZX」の8人乗り(5人乗りは不人気)だそう。ボディカラーはパールホワイトかブラック、ベージュ色の本革シートがいいらしい

200系ランクルは、大きく分けて、最上級の「ZX」、中級の「AX」、スタンダードの「GX」の3グレードの構成だったが、人気の高いグレードは、「ZX」の8人乗り(5人乗りは不人気)だそう。ボディカラーはパールホワイトかブラック、内装色はベージュで、本革シートやメーカー純正ナビが付いていると、評価は高くなる傾向にあるそう。またエアロパーツや、冷蔵庫を装着しているとさらに査定はプラスに働くという。もちろん、走行距離は少ないほうがよいとのこと。内装色(ベージュは高級車の証)や冷蔵庫(灼熱地域で冷えたドリンクを飲むため)などは、中東のユーザーに喜ばれるそうだ。

 

■高く売るには、パキスタンの輸入規制を考慮せよ!!

ランクル200系を高く売るための条件についても聞いてみた。ポイントのひとつは「年式」だという。中古車の下取り査定は、海外への輸出事情に大きく左右されるのだが、海外各国にはそれぞれ「中古車輸入規制」というものがある。ランクルがもっとも多く輸出されていくパキスタンの場合は、「製造年5年落ちまで」(たとえば、2023年でいえば、2018年式まで)という規制だ。この規制にかからない年式が、需要が高い年式となり、下取り査定も高くなる傾向がある。

逆にいえば、これよりも年式が古くなってしまうと、需要がガクっと下がるため、下取り査定も下がってしまう。過去の事例だと、年式規制を超えてしまった200系ランクルは、(業者向け中古車オークションの相場で)200万円近く急落したこともあったという。

300系ランクルの業者向け中古車オークション相場は2月中旬では1000万円程。半年前までは1500万円を超えたことも。中古車相場は目まぐるしく変動している

たとえば、2020年式(2020年1月~12月製造)のランクル200系を購入し、製造年5年落ちの間(~2025年12月に海外輸入完了)で輸出されるよう、2025年9月~10月頃に販売店へ売りに出してもらうと、高めに買い取れる可能性があるという。これが、賢いランクルの売り方だそうだ。

 

■先代とはいえ、中古車相場は常に高い

現在の200系ランクルの中古車相場は、2018年式が500万円~800万円、2019年式が550万円~850万円、2020年式が570万円~890万円ほどと、先代とはいえ、中古車相場は常に高い。200系ランクルに数年乗ったあと、賢く次のクルマへ乗り換えるといった方法で、カーライフを楽しむのも大アリだろう。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:TOYOTA
Edit:Takashi Ogiyama



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