「俺の学生時代の知り合いなんだ。仕事一筋でここまできたって感じで、恋愛や結婚にはあまり興味がないらしい。でも、年齢も年齢だからね。周りから急かされて、困っているようなんだ」
そう言って、マコトはミサキに、一緒に写真の男に会わないかと提案した。
©︎gettyimages
「私を厄介払いするつもり⁉︎」
取り乱してすがりつくミサキに、マコトは慌てたように言う。
「君のためを思ってのことだよ。寂しく一生を終えてほしくないんだ」
「他の男なんていらない。私は一生独身でもいい」
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