エンジンフードにアルミ材、骨格にホットスタンプ材を使用するなど、軽量かつ高剛性を具現化したボディも見逃せません。MPVをファミリーカーととらえる見方もありますが、そこはスポーツブランドであるBMWが送り出す2代目だけに、その進化は目を見張るものがあります。無論、最新アップデートを施した安全装備、コネクト技術はいうまでもありません。
エクステリアとともに一目見てわかる進化はインテリアでしょうか。シート形状からして素材感と相まってクラスアップした印象です。言い過ぎかもしれませんが、もはや3シリーズか? と感じます。360度くまなく眺めても、もはや死角なし。この手のクルマはどうしてもダルな印象につながるデザインの甘さが気になるのですが、新型アクティブ・ツアラーの完成度は抜群です。
インストルメントパネルとインフォテイメントパネルが一体化したコクピットまわりも秀逸であり、新世代BMWであること視覚的に感じられます。内外装デザインがリンクしないクルマもあるのですが、こういった部分も注目の新型アクティブ・ツアラーです。BMW全体のラインナップから見れば地味な存在ですが、意外なほどポテンシャルを秘めたダークホース的存在といえるでしょう。
Text:Seiichi Norishige
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