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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

【新型スバルBRZ かトヨタGR86か】共同開発なライバル対決の行方は!?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

悩む時間はたっぷり。意外な乗り方も!?

自動車好きにとってこの春一番のニュースは、スバルBRZとトヨタGR86の発表かもしれません。車名は大きく異なるものの、この2モデルは共同開発の兄弟車。バッジエンジニアリングとは一味違います。初代モデルとなる現行型はスバルが2012年3月、トヨタが同年4月に発売を開始。わりとご長寿なモデルです。

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第2世代のトピックは排気量を2リッターから2.4リッターに拡大した新開発エンジンを投入したこと。シャーシは基本的にキャリーオーバーですが、加工・溶接・接着などの新技術を駆使した結果、フロントの横曲げ剛性が60%、ネジリ剛性が50%も向上しています。

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しかし、排気量を拡大した新エンジンと補器類の採用などで若干重量増となったそうです。そこで新型では、ボンネット、フロントフェンダー、ルーフの3点をアルミ製に変更。重心位置も下がり、一段とフットワークに期待がもてる仕上がりとなりました。

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肝心の水平対向4気筒エンジンはストローク値86.0mmとピストンスピードを変えずにボア径を86.0mmから96.0mmへと拡大。最高出力は28ps向上し235psとなり、また最大トルクの発生回転数が従来の6400-6600rpmから3700rpmへと低回転になっています。このあたりのドライバビリティも大変気になるポイントです。

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ボディサイズは全長+25mmで全幅は変わらず、全高は-5mm(ルーフトップ)とほぼ現行型とイーブン。ホイールベースは+5mmですが、これはサスペンションのリセッティングの影響と思われます。

重複する部分もありますが念のため新旧スペックを記載しておきます(6速マニュアルミッション搭載車)。なお、新型のスペックは現状、プロトタイプとしての公表値です。

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【NEW SUBARU BRZ / TOYOTA GR86】
ボディサイズ:全長4265×全幅1775×全高1280(ルーフアンテナまで1310)mm
ホイールベース:2575mm
トレッド(前/後):1520 / 1550mm
最低地上高:130mm
サスペンション形式(前/後):ストラット /vダブルウィッシュボーン
エンジン:水平対向4気筒
ボア×ストローク:94.0×86.0mm
総排気量:2387cc
圧縮比:12.5
最高出力:173kW(235ps)/ 7000rpm(max.7400rpm)
最大トルク:250Nm / 3700rpm
トランスミッション:6MT / 6AT
駆動方式:RWD(後輪駆動)
タイヤサイズ:215 / 40 R18
車両重量:1270kg(6MT)
燃料タンク容量:50L

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【現行型6MT搭載車】
ボディサイズ:全長4240×全幅1775×全高1285(ルーフアンテナまで1320)mm
ホイールベース:2570mm
トレッド(前/後):1520 / 1540mm
最低地上高:130mm
サスペンション形式(前/後):ストラット / ダブルウィッシュボーン
エンジン:水平対向4気筒
ボア×ストローク:86.0×86.0mm
総排気量:1998cc
圧縮比:12.5
最高出力:152kW(207ps)/ 7000rpm
最大トルク:205Nm / 6400-6600rpm
トランスミッション:6MT
駆動方式:RWD(後輪駆動)
車両重量:1270kg(6MT)
燃料タンク容量:50L

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で、既にお気付きでしょうが、トヨタは86(ハチロク)のアタマにGRの二文字を加えGR86と車名変更。GRスープラ、GRヤリスに続く3番目のGRブランド専用開発車と位置付けることで同社のスポーツモデルであることをアピール。兄弟車とはいえ最終的な味付けはそれぞれ異なりますのでソコは発売後のお楽しみとなります。

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さて、クルマの素性をご理解いただいたところで、問題はこの2モデルがイケてる40代に相応しい乗り物か? ということです。正直いうと街中で見かける86&BRZは、オッサン7割、ワカモノ3割という感じ。また、スポーツモデルだけに自動車保険の等級も維持費を左右します。

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「走り屋だった日々が蘇るぜ!」という方には何も申しませんお好きにどうぞ! でございます。しかし、乗りこなし術として大人のスポーツカーを演出するのであれば、クラッチは踏まずにあえてAT車を選択するという方法もあります。

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何といっても新型は低回転から(現行型と比較して)トルクがありますのでAT車もかなり期待できます。また、AT車は安全運転支援装置アイサイト(GR86も同様)を搭載しますので、MT車と比較して低い保険料が適用される可能性が高いのです。

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スバルBRZはこの夏に。トヨタGR86は秋に発売される予定です。クルマの進化を考慮すれば価格上昇は否めませんが、SUV全盛期に2ドアクーペにサラリと乗るという選択は、パーソナリティを感じられてとても好感がもてます。これからの時代は自己基準で。そんな大人の男女が増えるといいですね!

Text:Seiichi Norishige

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