食欲の秋に、Go To イートキャンペーンとくれば、やっぱり旨い特上の肉をたらふく食べたい!──ということで、マコマルの2人が目指したのは、新宿区神楽坂にオープンした「COWMAN STEAK CLUB(カウマン ステーキ クラブ)」。アメリカの牧場から直送されるのはブラックアンガス牛で、マルちゃんいわく、「肉のワンダーランドや~」と、ガッツリ食べて昇天!
コロナに負けるな、飲食業界、頑張れ! 私たちは食べて応援!
マコ 神楽坂のメインストリートの「神楽坂通り」を地下鉄神楽坂駅の方から下っていくと、突然目の前にオシャレなスペースが出現して驚いたね。まさかステーキハウスのテラスだとは思わなかった。
マル お店の前まで来ると急に開けた感じになって、びっくり! 正面左側をよく見ると、ハンバーガーがテイクアウトできる「TAKEOUT(テイクアウト)」コーナーもありますね。深まる秋の気配の中、テラス席で食べられるのはうれしいですよね。
マコ 神楽坂通りは日曜日はホコ天になるらしいから、テイクアウトはすごい人気だって。
マル 牛肉100%パテのハンバーガー、美味しそうだなぁ……。
マコ まずは店内を見て、ランチを食べて、それでもお腹に空きがあったらどうぞ!
「自分が選んだ私の肉を焼いてもらう」という満足感も食らう!
マル 正面から入って、ちょっと小上がりのところが「BUTCHER(ブッチャー)」になってるんですね。お肉、どれも美味しそう。私、ステーキ好きなんですよね。たまに無性に赤身のぶ厚いお肉を食べたいときないですか?
マコ まさに、今でしょ!
スタッフ ブッチャーにある肉は、アメリカ直送で届いた塊肉を、店舗内の精肉作業場で私たちが手作業で切り分けて、新鮮な状態のまま、フィレ、サーロイン、リブロースなどの部位ごとにカットして真空パックしたものです。ランチは、まずここで食べたい部位をお選びください。
ブッチャーのカット肉はオンラインショップでも購入可能
マル お肉屋さんみたい! どの部位がいいかなぁ……。お肉を選んだらどうすればいいんですか?
スタッフ 選んだお肉を地下の「GRILL STAND(グリルスタンド)」へ持って行って、スタッフに預けると、レア状態に炭火焼きします。その熱々を、テーブルでご自分の好きな焼き加減に仕上げてお召し上がりください。
マコ それは画期的な、まさに“ステーキ体験”だ! お肉は、フィレ、サーロイン、リブロース、サガリ、肩ロース、ハンバーグから選べるって。
マル サガリって何ですか?
スタッフ サガリは、ハラミより脂身が少なく赤身が楽しめるお肉です。お肉好きはサーロインやリブロースを、赤身がお好きな方はサガリをよく選ばれますね。
フレッシュな状態でチルドしたお肉を選ぶと、まさに「オレとお前の肉!」
マル そうしたら、私はサガリにしようかな。
マコ 僕は肩ロースにします。
マル 200グラムってお昼に食べるのにちょうどいい量ですよね。私が地下へ持って行きますよ!
ブッチャーでお肉を選んだら、地下のグリルスタンドへ
平日のランチタイムでも、12時前にグリルスタンドは満席!
マコ オーナーの伊勢木博貴さんが来てくれたよ。
マル 想像以上の楽しい“お肉体験”ができる、ユニークなお店ですね~。
伊勢木 ありがとうございます。「COWMAN STEAK CLUB」は、ステーキハウス、グリルスタンド、テイクアウト、ブッチャー(精肉店)の4つで構成されていて、アメリカ・キャッシュバレーにある自社牧場直送のブラックアンガス牛をさまざまなスタイルで提供します。
地下に下りて、グリルスタンドのスタッフにお肉を渡します
マル 伊勢木さんは牧場には行かれましたか?
伊勢木 はい、40エーカーという広大な土地に牛が放牧されていて、オーガニックの飼料で、成長ホルモンなどを一切使用せずに飼育しています。自然が育てる牛なので、お尻がギュッと引き締まっていて(笑)、和牛とは体つきから違うのに驚きました。和牛は脂身とのバランスが勝負ですが、ブラックアンガス牛は赤身を楽しむお肉です。
オーナーの伊勢木“COWMAN”博貴さんからランチの説明を受ける
マコ なるほど、和牛のコンセプトとは明らかに違うんですね。
伊勢木 そのブラックアンガス牛のお肉を、アメリカの加工工場からチルドの状態で船に乗せて、ここのブッチャーに入って来て、切り分けるので、牧場から最短で、本当にフレッシュな状態のお肉を食べていただけます。
マコ こういうスタイルのステーキハウスを神楽坂に……というのもユニークですね。
伊勢木 神楽坂は、鉄板焼きや焼肉はありますが、アメリカンなステーキハウスはありませんでした。工事に1年ほどかかりましたが、地元の方にも歓迎していただいて、オープン以来、予想以上に繁盛しています。
マコ 神楽坂とか浅草とか、地元民が多いから、地元で贅沢するんですよね。目の付け所がさすがです。
マル お話をしているうちに、お肉が焼けたみたいですよ!
私はサガリ、僕は肩ロース、ランチ200gの肉を堪能する!
マル スタッフが一番レアな状態で炭火焼きしてくれて、あとは自分で焼き具合を調整するって楽しいですね。
マコ マルちゃんのお好みは?
マル 私はミディアムレアかレア、美味しいお肉なら限りなくレアが好きです。
マルちゃんがチョイスしたサガリ
マコ オーナーの伊勢木さんの話だと、「いろんなスタイルが楽しめる」のを売りにしているけど、ランチでお肉の食べ比べもできて、牛の部位通になれそう。ランチでフィレとか贅沢でいいよね。
マル 12時前にカジュアルな格好をしたご年配のカップルが食べに来たり、すっかり地元に定着している感じですね。
マコ 年配の人はお金も時間もあるからね。でも、ランチの肩ロース(200g)はライスかパンとスープがセットで1300円(税抜)は安いよね。
マル 私のサガリはフレッシュで美味しい! 肩ロースのお味はどうですか?
マコ 脂身が美味しいですよ。でも和牛に比べるとさっぱりしていて、和牛がいかに脂の旨味だったかがわかった。和牛はやっぱりすき焼きだね(笑)。
肩ロースをいただきます
マコ ソースも、ステーキソース、わさび醤油、ペッパーソースの3種類から選べて、味変にもぴったり。
マル こうやってお昼に食べて美味しかったら、「夜、ゆっくりとまた来ましょうよ!」ってなりますよね。
マコ そのディナー用の「STEAK HOUSE(ステーキハウス)」だけど、“カウマンの秘密部屋”をテーマにした、肉好きのための本格ステーキハウスだそう。ちょっと覗きましょう。
ハンバーグはギュッと潰して、コテやスプーンで食べると美味い!
記念日や特別な日に、最高の状態のステーキを、特別な空間で
マル この素敵な空間で「Tボーンステーキ」とか食べたら絶対美味しいでしょうね~。壁のアートとか、スタッフの制服を見ると、オーナーの伊勢木さんのセンスの良さが分かりますね。
マコ 夜は、フレッシュはもちろん、熟成肉も食べられるって。
マル 熟成肉~~~~。
マコ あと凄いのは、1室3000円のチャージで使える「個室」。オーナーの「空間全体でアメリカの文化を感じ取ってほしい」という思いから、“伊勢木コレクション”のある個室でステーキが楽しめます。
マル ナイキ好きにはたまりませんね! ほんと、お肉のアミューズメントパークみたい。
ナイキ好き、エアジョーダン好きは感涙モノ。個室は予約必至!
マコ よく考えてお店を作っていて、とても感心しました。ブッチャーのお肉はチルド状態で買って帰れるから、早速テイクアウトしよっと。
マル 元気をチャージしたいときには、やっぱりお肉ですね。ランチでステーキの「部位が選べる」のってあまりないから、美味しい体験でした! さてさて、お腹が満たされたところで、次はなにをリサーチしに行きましょうか?
マコ 実はスーツをオーダーしたくて、マルちゃん、お見立てしてくれない?
マル いいですね! 実は高島屋さんで、前から気になっているオーダーのサービスがあるんですよね。一緒に行ってみませんか?
……ということで、次回のマコマルは、日本橋髙島屋の紳士服フロアへ。ほら、よくご存知のあそこですよ、フォルツァーのみなさん!
COWMAN STEAK CLUB(カウマン ステーキ クラブ)
東京都新宿区神楽坂6-67-1 マイナビ不動産ビル神楽坂 1F・B1F
03-6265-0466
営業時間:精肉店 11:00~23:00/ テイクアウト 11:00~20:00
ランチ 11:00~15:00/ ディナー 17:00~23:00
定休日:月曜日
【ランチ】(価格は税抜)
牛100% ハンバーグ ステーキ(200g)950円
/肩ロースステーキ(200g)1300円
/サガリステーキ(200g)1900円
/サーロインステーキ(200g)2700円
/リブロースステーキ(200g)3600円
/フィレステーキ(200g)4500円
※すべて、スープとライス or パン付き
サラダは別途250円
丸山尚弓(まるやま なおみ)
「美人すぎるメンズファッションライター」として活動中。メンズファッションを題材とした自身のFacebookは、コメントが女性目線で分かりやすいと好評で、紹介した商品には問い合わせが殺到する。ファッション初心者を「素敵な男性」へと優しく導くことが信条。またファッションだけでなく「人生を豊かにするライフスタイル」をテーマに、男性としてトータルの魅力アップが目指せる記事を発信している。ライター以外の活動として、メンズブランドの企画やブランディングも行う。特技はコミュニケーション力を活かして外国人ともすぐに友人になれること。趣味はタウンウォッチと英語での映画鑑賞。
Instagram:@maruchan.703
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Makoto Kajii