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FASHION こじラグ

背筋も伸びるし 素敵な場所へと誘ってくれる! 人生の"上がり靴"ジョンロブ

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自分が本当にイイと思う、一流品を買い集めていたら、無類の服好きが集まっているはずの編集部内でも「買い方がおかしい」「こじらせてる」と。自分じゃ、至極普通だと思っていたのに…。ホントにこじらせているのか確認すべく、自分が買ってきた愛しい服達を紹介していく企画「こじラグ(※こじらせラグジュアリー)」を始動させます。これがお買い物の参考になるかはわかりませんが…、世の買い物ジャンキーたちを安堵させられたら本望なのです(笑)。

どうせいつか買うなら、早い方がお得なことに気づきました

さて、102回目は、「ジョンロブ(JOHN LOBB)」のフィリップⅡ(PHILIP IIダブルバックルです。先日、友人に「エルメスしか買ってねぇな」的なコトを言われて、別のブランド出したるわって思ったんですが、結果ジョンロブだからエルメスなんですよね…(笑)。

ジョンロブといえば、異論なしで世界最高峰の靴ブランド。僕の生まれた1976年からはエルメスグループの一員になっているので、革のクオリティが最高級なのは言わずもがな。ビスポークは別として 自分にとっても "上がり靴"なので、頑張って何かしらの結果が出たら買おうと ずっと心に決めていたんです。

ただ 100回のときにも書きましたが、どうせ買うんだったら早めに手に入れて使い込んだほうが減価償却も早いし、結果お得。とくに靴は 履き込んで手入れしてを繰り返すほどに自分の足に馴染んできますし、自分だけの一足に育て上げた分だけ愛着だって湧いてきます。それに、原皮が高くなっていることから 年を追うごとに価格も高騰していますし、その割には革のクオリティは落ちてきているとあらば、買えるなら早めに買った方が賢明!

というコトで、清水ダイブですよ。ナローなラウンドトゥで ややロングノーズな7000番ラストはエレガントかつスタイリッシュでスーツとの相性は抜群! ベヴェルドウェスト、ヒールのつなぎ目をなくしたシームレスヒールってな職人の意匠が垣間見られるのに加え、プレステージラインでよく使われるオックスフォードカーフってな最上級の素材を使っています。

オックスフォードカーフは、ミュージアムカーフやミスティカーフより硬さや厚さを感じるんですが、圧倒的な革質の良さがウリで、履きこんで磨きこむほどに透明感のある光り方をするので、育て甲斐があるんです。ただ、最初は硬くて若干ヘコむんですが…。

バックルは日本限定でシルバーってのもあって、だいぶ悩んだんですが、よく考えたらオレ、「エドワードグリーン(Edward Green)」のダブルモンク、ウェストミンスター(WESTMINSTER)持ってんじゃん、と。なので、ちょっと色っぽい"ローズゴールド"の方を選びました。結果、干場編集長とお揃いです。

パウラ・ジェルバーゼがアーティスティック・ディレクターに就任して、ブランドロゴやパッケージも刷新されたんですが、最初に憧れを抱いてしまったのが、こちらのロゴと あの黄色い箱だったものですから、こちらを探してもらうというワガママまで(笑)。我ながらホントにメンド臭いオジさんですね……。

購入してすぐに、つま先が痛まないようヴィンテージスチールを装着し、この方のレクチャーの元、表面にはサフィール ノワールのナッパとレノベイターを混ぜたものを塗り塗り、インソールとライナーにもナッパを塗り塗りしたまでは良かったんですが、まだ一回も履いていないのは、ここだけの秘密。

この辺のアイテムが届いたら、同タイミングでおろそうかと今から画策しています。

Photo:Naoto Otsubo
Text:Ryutaro Yanaka



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