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FASHION 干場の「エコラグ」

【古着で買って大胆に修正】そんなロロ・ピアーナのフランネルパンツの現状は?

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

お直しでテーパードスリムに大変身!

ブランド古着のセレクトショップ、RAGTAGには、売るほうでも買うほうでも結構お世話になっています。なかでも、銀座にあるrt銀座店は、あのへんで時間が空くとちょいちょい足を運んでしまいます。だって、銀座のど真ん中で6フロアもあるセレクトショップはそうはないですし、あの商品量は半端ないですよ。いわゆるラグジュアリーブランドから最新のモード、クラシック、ストリートまで何でもござれ。しかも新品同様のものも多いですから、見ているだけで楽しくなってしまいます。自分の服を売りに行って査定を待っている間に、別の古着を見つけて購入してしまうなんてこともよくある話。だから、ちっとも洋服の整理にならないんです(苦笑)。

このロロ・ピアーナのフランネルパンツを買ったのは、確か10年前だったと思います。そのときも銀座をふらついていて、たまたま目に飛び込んできたんですよね。素材感がすごくいいし、コンディションも良好。オーソドックスなグレイだったら、絶対に穿くだろうと思いまして……。でもこれ、もともとはワイドパンツだったんです。最初は、それも新鮮でいいと思ったのですが、家に持ち帰って穿いてみると何だかしっくりこない。結局、1年後に中野にある行きつけのお直し専門店、浅野洋品店にお直しをお願いすることなりました。

2プリーツというのはいいとして、23センチだった裾幅を17センチに修整。当時、自分のなかでテーパードスリムの大ブームがあって、パンツはとにかくこのシルエットじゃないと嫌だったんです(苦笑)。あと、裾丈もくるぶしが見えるくらいに変更しました。

イマイチだなあと思ってしばらく寝かせていたのですが、このリフォームで大復活を果たし、それ以降かなり穿き込みましたね。ベーシックな色なのでジャケットの下にも合わせやすいし、シルエットを自分好みにイジったことで出番がぐんと増えたんです。

ただね、もともとがワイドパンツなので股上が深いんですよね。さっき、ジャケットの下にと言ったのは、上にセーターなんかを着れば股上の深さはわからないから。とはいえ、それがすごく気になるんですよね。他が気に入っているだけに何だかモゾモゾしてしまう。

で、ここで学んだのは、大幅なお直しはやっぱりNG。いくら腕の立つ職人さんにお直ししてもらっても、基本的な構造は変えられませんから。ちょっと反省しています。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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