【惜しいよオトコ・その4】お店の人にやたらと威張って偉そうな“オミセデ・イバリスギーノ”氏
日本全国1000万人のFORZARのみなさま、こんばんは。毎月第2&第4の月曜夜にお届けしております好評連載(自分で言っちゃう・笑)、平松昭子の「ココが惜しいよ、40オトコ」でございます。そろそろ覚えていただきましたでしょうか?
覚えていない? なんだそれ? という方は、復習も兼ねてぜひ一度ホームページへお越し下さい♡
こちらでは毎回、街中で気になった男性の生態やファッションを、ワタクシ的視点でツッコミ。こうなったら素敵〜!という願望想像妄想イラストとともにご紹介しています。で・す・が、あくまで、ワタクシ&担当編集タッチーの、独断と好みによるものなので、世の若い女のコの趣味嗜好とはかけ離れている場合もございます。そのあたり、あたたか〜い目でお見守りくださいませ。
さてさて第4回目。本日ご紹介するのは、こちらの男性。名付けて、オミセデ・イバリスギーノ氏。
お店の人にだけ、ぞんざいな態度を取る人、いらっしゃいませんか?
かっこよくて優しくて素敵だと思っていた人が、お店の人に対して、変なタメ口で注文しているのを聞いてしまったときは、本当にがっかり。変なタメ口というのは、友達同士のタメ口とは明らかに違う、借金取りの人みたいな口調。菅原文太さんや梅宮辰夫さんが、そういう役柄をされている時に、映画の中で言いそうなセリフみたいに。
彼とだいぶ打ち解けたころ、どうして敬語を使わないのか聞いて見たら、なんと本人には全く自覚がなくて、これまたびっくり! 「男という生き物は、初対面のやつにナメられないようにいつも身構えているのかもしれない」と、ひとつ勉強させていただきました。
でも、お店の人を相手に身構えるなんて、オトコとして小さすぎて、一緒にいた身としては恥ずかしい限りです。
いつも奢ってくださる、お金持ちで感じのいい社長さんはある時、パスタが硬すぎるとクレームをつけて、シェフに3回も作らせて……(遠い目)。それでも違うと言って怒っていました。その日嫌なことでもあったのかわかりませんが、周りにいた人達みんな、楽しい気持ちがなくなってしまったのは、言うまでもありません。
理想の男性は、餃子がなかなか来なくてもイライラしないで、ごく普通に丁寧に、お店の人に尋ねることができる人。普通に敬語が使えるだけで気絶なんです♡
しかも周囲の人に気を遣わせないように、席を立ったついでにさりげなく厨房を覗いて、餃子が来ない旨をこっそり伝えている姿を目撃してしまったら……、100回くらい気絶しちゃいます♡
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」6月3日のアニフェスには、着物姿で参戦、とのウワサ。「1カットごとに気絶」しそうな。オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら!http://akikohiramatsu.com
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara