こんな仕事をしていると 移動が重なることも多く ランチの時間内に ごはんを食べ損ねるなんて しょっちゅう…。そして、休日はノンビリと目を覚ましてダラダラと過ごすので キッチリお昼どきにランチするのは難しく、通しで営業している飲食店には ホントに助けられます。
ただ ご覧の通り 食に対して結構なこだわりがあるもんだから クセが悪い。食べられるなら どこでもイイってわけではなく きちんと美味しいモノを食べたい!
となると 重宝するのがデパート内のレストランフロアや イートイン スペースだったりするんです。
なんとなくエリアごとに「ココだったら あの店の何々」みたいな脳内リストがありまして。なかでも最近リストが豊富になり よく食事してるのは日本橋界隈なんです。
ある日は ぼんやりと"天丼"が食べたくなって アタマに思い浮かんだのは 故池波正太郎氏が愛した あのてんぷら屋さん。本店や最近オープンしたギンザ シックスのお店なんかは 15:00にはランチが終了してしまうんですが、日本橋三越 地下のイートインスペースは通しで営業しているので フラフラと向かってみる。
まずは エビスの小瓶を頼み メニューと にらめっこしながら ぷはっ。
小さなグラスに注いでは 冷たいうちに飲み干す。喉が潤ったら すぐにオーダーし、手際良く揚げる板さんを眺めつつ 丼がやってくるのを気長に待ちます。
すると、ドーン!
香ばしい ごま油の香りに包まれた 季節のおすすめ天丼が目の前に。今の季節だと、舞茸やエリンギなどのキノコと、銀杏、そして池波氏もお気に入りだったというアスパラガス。そこにメインとなる海老が2尾と プリップリなイカが美しく盛られてきます。
じつは 甲殻類、とくに海老は喜んで食べないんですが 此方のてんぷらの場合は別。あの気になる独特な臭みを感じることが一切なく とにかく美味しくて あっという間に食べ尽くしてしまいます。
もちろん、他のタネも火入れは完璧! そして、衣も薄くて軽いので、サクサク食べられちゃいます。
ランチにしては ちょっと高額ではありますが、一度食べたらきっと納得できるはずですし、またすぐに来たくなってしまうほど。
あぁ〜、天丼 美味いっ!
えっ? お店の名前?? それは、また別の機会にでも。