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「超名医に聞け!」

40男のセルフケア「超名医に聞け!」

【男性ホルモンの権威が警鐘】朝立ちがないのはEDや病気のサイン、牛乳飲みすぎで前立腺ガンに?

2017.6.11
2017.6.11

「40代で月に1回も朝立ちがないのは危険です」

オフィスでも家庭でも責任重大な40代。「カラダが資本」はわかっちゃいるけど、ろくにケアしている時間もない……。そうお嘆きの諸兄のために、FORZA STYLE医療班が40男の健康リスクについて、「名医中の名医」に尋ねる好評企画。

今回は元東京大学医科学研究所の特任教授で、現在はナビタスクリニックで診療に当たる上昌弘医師にご紹介いただいた、順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科・堀江重郎教授が登場。泌尿器科手術で日本を代表する外科医であり、男性アンチエイジングの第一人者でもある堀江重郎教授に、40代以降に胸像するEDや前立腺ガン、そして医学的な「モテ論」まで、根掘り葉掘りインタビュー。男性の健康に役立つ知識が満載です。

やる気が出ない、異性にモテないのはホルモンのせいかも?

ーー堀江先生は泌尿器科の名医でいらっしゃいますが、実は私、最近ED気味で、気力の衰えも痛感しています。唯一の楽しみが家のソファーで寛ぎながら、「相棒」の再放送を観ることといったトホホな状況なんです。

堀江:たしかに相棒は面白いですが、それはちょっと心配ですね(笑)。40歳ぐらいから加齢とともに老化現象が現れ、頭髪が白くなったり、肌がカサカサしたり、速く走れなくなる。それ自体は自然現象で病気ではありません。 

EDも老化の一種で、血管が錆び始めている兆候です。ペニスはほとんど『血管』でできていますから、勃起障害は血管が弱ってきた前兆なのです。女性の動脈硬化は50代からリスクが生じますが、男性は40歳を過ぎると危険信号が点る。もし月に一度も朝立ちがないようであれば、即、診断を受けるべきです

――でも、朝立ちが無いことを病院に相談に行くのは、なかなか心理的なハードルが高いという感じる人もいますよね。

堀江:恥ずかしがる必要はまったくありません。泌尿器科で血液検査を受ければいい。『今月、一度も朝立ちがありません』と医師に告げてください。保険診療なので数百円で検査が受けられます。

EDには2パターンあるんです。『性欲はあるけど勃起に障害がある場合』と『性欲がなくて勃起にも障害がある場合』です。後者の場合には、即病院で検査を受けることを強くお勧めします。本当に危険です。40歳になったら『車検の時期』と思って一度、検査をすべきです。

――危険とおっしゃるのは、血管のお話しですか?

堀江:そもそもEDは『もう歳だから』と精力の衰えの観点から捉えるのではなく、『身体の不調のシグナル』と考えてください。

ペニスの動脈は直径1〜2mmと非常に細い。心臓近辺の動脈は3〜4mm、脳近辺の動脈は5〜7mm。つまり、身体の中で最も細い血管であり、だからこそ血管の健康を測るバロメーターでもあるんです。

単なるEDだと放っておくと、脳梗塞や脳卒中、狭心症や認知症につながっていくリスクがある。逆に言えば、EDに早い段階で気がついて治療をしておけば、それらの重篤な症状を防げるわけです。だからこそ、性的な興奮がなくても起こる生理現象である、朝立ちがチェックに役立つのです。

――先生、このインタビューが終わったら、即血液検査を受けさせてください。ところで、男性のアンチエイジングについても興味関心が高まっていますね。堀江先生はその中でも「男性ホルモン」に注目されています。そもそも男性ホルモンとは何なのでしょうか?

堀江:主に睾丸で作られるホルモンで、筋肉や骨、皮膚を強くしたり、精液の生成に欠かせない物質です。男性では2~3歳の頃に一度大きく分泌します。男の子が急に『鉄砲』や『クルマ』など男の子の好きそうなモノに興味を持ち出すのはそのためです。

その後、思春期でもう一度大きく分泌され、声変わりがしたり、ヒゲが生えたり、体毛が濃くなるなど肉体的な成長を促します。

――その男性ホルモンの多い少ないが、男性のアンチエイジングに関係するのでしょうか?

堀江:その通りです。仕事がデキる、異性にモテる、若く見える男性は、例外なく男性ホルモン(テストステロン)が高いと言っても過言ではありません。男性ホルモンは、男性を男性たらしめ、女性を惹きつける性ホルモンです。

テストストロンには精神的な作用もあり、『男性間の競争に負けずに群れのリーダーになりたい』という支配欲を高めたり、仕事での成果を望んだりします。経営者、政治家、芸術家、アーティスト、トレーダーなど厳しい競争社会にさらされる職業の人は概してテストステロン値が高いという有名な研究結果もあります。筋肉や皮膚を若々しく保つことはもちろん、若々しくて精力的というパーソナリティーにも関与するんです。男性ホルモンが少ない人は老けやすく、多い人は若々しいと言えそうです。

――男性の人生を左右しかねない、大事なホルモンなんですね。

堀江:男性ホルモンが精神面に与える影響には、もう一つ面白いものがあります。実はテストステロンが多く分泌されている人は、キレにくいと言われているんです。怒りの感情を抑えられずに暴走してしまうのは、テストステロンの分泌が低い状態の人に多い。テストステロンが多く分泌されれば、チャレンジもするし、競争心もあり、そして我慢もできる。ビジネスの前線で働く人にこそ求められる資質を獲得できるのです。

――年齢を経るに従って、テストステロンは減っていってしまうのでしょうか?

堀江:これまではそう考えられていましたが、最近は研究が進み、『社会に自分の居場所がある人』はいくつになっても分泌量が多いことがわかりました。70代でも会社の一線で働いている方は若い時と同じようにテストステロンが分泌されている。ただサラリーマンであれば、40代以降、一線から外されてしまう人も出てきますね。家庭がうまくいかなくなる人も出てくるでしょう。褒められない人、認証されない人、挑戦し続けない人はテストステロンが減少する。やがて社会的なストレスが高まり、テストステロンは減少し、人によってはうつ病になるリスクもあります。

――相棒とソファが大好きな、私のようなテストステロン値が低めの男はどうしたらいいのでしょうか?テストステロン値が上がる食べ物などがあれば教えてください。

堀江:ポリフェノールやビタミンEを含む食材や、乳酸菌を摂るように心がけるといいでしょう。避けるべきは孤食。男性ホルモンは社会性と密接な関係があるので、一人寂しく食事をしている人は要注意です。

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