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LIFESTYLE ー 「超名医に聞け!」

40男のセルフケア「超名医に聞け!」

【酒で赤くなる人は危ない!】ちょいワル名医が教える「食道がんの防ぎ方」

2017.3.15
2017.3.15

患者の負担が少なく、生活の質も下げない手術法

― ―村上先生が確立された、胸腔鏡・腹腔鏡の2種類の内視鏡を組み合わせた手術は、ダメージが少ないと聞きました。

村上:従来の開胸・開腹手術に比べたら切開する傷口が極小で済むんです。小さな穴を右胸に5箇所ほど開けるだけ。患者さんの痛みも少ないし、感染症など合併症のリスクも低く抑えられます。5mm~12mmの穴を開けて、カメラや電気メスなどを入れて手術します。

患部の拡大画像をモニター画面で見ながら行うので、従来の手術よりも神経など「避ける部分」を見極められる。手術した翌日から自分の足で歩けます。

従来の手術で開胸・開腹までするとどんなに早くても自分の足で歩くのは3、4日後になる。これまで一カ月以上の入院を要したのに、術後は10日から2週間で退院出来ます。ひと昔前では高齢者が食道がんになっても手術に身体が耐えられないため、『手術はしない方がいい』と言われていました。でもこの手術方法を用いれば80歳を超えても普通に手術が可能です。最高で93歳の患者さんがいましたよ。

― ―93歳で手術とは驚きました。劇的な変化ですね。

村上:入院期間も短いので社会復帰も早い。仕事にもすぐに戻れます。呼吸機能への障害が少ないのでフルマラソンやトライアスロンを続けている人もいるんですよ。

― ―生活の質を下げないことも、嬉しいですね。村上先生は年間にどれほど、手術をされているんですか。

村上:食道がんは年20例を超えれば、多く手がけていると見なされます。でもうちは年100例、96年からはじめて積算で900例くらいです。ちなみに私のチームは食道がんだけでなく、大腸がん、胃がん、肝臓がん、膵臓がんも担当することがあるので、通算で月100例は手術していますね。

― ―「ブラックジャックセミナー」という活動もされているようですね。

村上:地域の小学生に向けた医療実習です。実際の胸腔鏡・腹腔鏡を使って内視鏡のトレーニングや手術縫などを体験できます。

外科医が少なくなっているので小さいうちから興味を持ってもらおう、と思っていまるんです。最近の若いお医者さんに聞くと、『9時-5時で働きたい』『週末は休みたい』『患者さんが死ぬところは見たくない』『収入はそこそこ欲しい』と、あれこれうるさい(苦笑)。そうなると外科は無理なので、ブラックジャックセミナーの中から一人でも多くの子が外科医を志してくれたら、と切に願っているんです。

― ―村上先生自身の健康法を教えて下さい。名医の健康法、とても気になります。

村上:寝る前と起きた時に腹筋を50回しています。ワンダーコアですが(苦笑)。

食生活の乱れが悩みです…

― ―結構ミーハーなんですね(笑)。食生活はいかがですか?。

村上:外科医には多いのですが、食事は1日1食。昼ごはんを食べた方が集中力を維持できるという人もいますが、私は抜いた方が調子が出ます。朝の8時30分には手術があるので、6時に起きてコーヒーを飲む。昼は食べずに夜の11時頃、晩御飯です。コンビニやファミレスが多いですね。自分でもダメだな、と思います(苦笑)。野菜を中心のメニューを選んでいますが。

― ―先生、お体を大切にされてください! 趣味やリフレッシュ方法などありますか?

村上:クルマの運転です。昔は自分でもイジってました。いまはベンツCLS550が愛車です(1200万円也!)。家族が暮らす群馬までクルマで戻る。その行き帰りの運転が息抜きです。ハンドルを握っているだけでリラックスできる。渋滞しても苦にはなりませんね。あとは時計かなぁ? 全部で20個くらいは持っています。今日しているのはカルティエですね」

― ―おしゃれなジャケットですね。

村上:エトロですね。羊皮です。シャツもエトロ。ジーンズはヤコブコーエンを愛用しています。忙しくてショッピングの時間もなかなか取れないので、年に2回まとめ買いしています。日本橋の三越のエトロで、だいたいボーナスがなくなるまで買いますね。

― ―奥さんは怒りませんか?

村上:行くときはカミさんも一緒。シャツを買うのもカミさんから、「似合う似合わない」の意見を聞いてから。「あなたセンスないから私が選んであげる」と。そこは、世の男性と同じですね。

村上先生のアドバイスを、あなたはどう受け止めましたか? オシャレができるのも、健康なカラダがあってこそ。ぜひ参考にして、健やかな生活を送ってくださいね。

Photo:Katsumi Murakami
Text:Daisuke Iwasaki
Edit:栗P

村上雅彦(むらかみ・まさひこ)
1955年生まれ。1981年、昭和大学医学部卒。同年、同大学消化器・一般外科入局。日本内視鏡外科学会第一回技術認定取得(消化器・一般外科領域)、技術認定審査委員。2013年、医師の間で信頼できる医師を選ぶ「ベストドクターズ」に選出される。息抜きで『LEON』『GOETHE』を読んでいる。「読んでいるだけで高すぎて手が出ない。誰がこんなに高い靴を買うんだ、と思って読んでます」(村上先生談)

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