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赤峰幸生が語る「服飾歳時記・二十四節気(着)」序にかえて【新連載】

2017.2.3
2017.2.3

立春から一年間、24回の着こなしをご紹介します

メンズファッション界のレジェンド、ファッションディレクター赤峰幸生氏の連載「先人に聞け!」が2017年にバージョンアップ!――「四季のある美しい日本にいるからこそできる、“季節の着こなし”を年間24回、二十四節気に合わせてご紹介していきます」と赤峰氏。新連載にあたってまずメッセージをご紹介します。

西洋歴の人たちの暮らし方を、自身の範にしてきました

私が服の仕事に関わって45年ほど。世界を旅してさまざまな国のクラシック文化を自分自身の目で、手で、身体で、舌で体験しながら今に至ります。

私の興味はその土地に根ざした過去の人たちの暮らしぶりの中に、衣・食・住が存在していること、言い換えれば、西洋歴の人たちの暮らし方でした。

「太陽暦」が西洋で使われて約1500年の歴史があり、それはジュリアス・シーザーが制定したものです。ローマ帝国が太陰太陽暦を改暦して生まれた太陽暦ですが、当時は1年の始まりが3月であったのを2カ月早め、閏(うるう)月を入れた最終月、2月の前の月を第1の月と定めて、事の始まりの神「ヤヌス」にちなんで「ジャニュアリー=1月」としました。

その後、キリストが誕生し、最も大切な祝祭として、誕生祭(クリスマス)と復活祭(イースター)を定めていきました。

1年を365.25日と定めたユリウス歴は誤差が積み重なってしまい、改暦を繰り返してしまいました。

第7の月にはジュリアス・シーザーの名を挟んで、「JULY(ジュライ)」とし、次の月にはアウグストス皇帝の名を挿入して「AUGUST(オーガスト)」とし、31日の“大の月”と定めました。

もともと第7の月「SEVEN(セブン)」が「SEPTEMBER(セプテンバー)」として9月に、第8の月が「OCTOBER(オクトーバー)」であるのに「10月」として定められてしまいました。

このイラストは2015年2月17日の赤峰さんの着こなしを友人が描いたもの。「ちょうど二十四節気の“雨水”の頃。ライトグレーのキルティングブルゾンに、グレーのコーデュロイパンツのブリティッシュトラディションです」

「二十四節気(にじゅうしせっき)」とともに季節の装いを

一方、私たちニッポン人の旧暦は中国から日本に伝わり、自然のリズムに基づいた「農暦」で、現在では「旧暦」と呼ばれています。

私自身、日本人でありながらこの旧暦知識に乏しく、都合のいいお正月やさまざまな大切な行事を過ごしてきた自身に恥ずかしさを覚えたのはつい最近のことでした。

この連載「服飾歳時記・二十四節気(着)」では、西洋と比較すると、四季がはっきりしている日本で、着ること、食べること、住むことなどの日々の暮らし方に対して、謙虚に学んできたことの一部をお伝えしていきます。

赤峰さんの2017年の年賀状は、「酉年ということで、モーニングテールを意識して“つばめ”を飛ばし、メッセージは『心極服』。私の造語ですが、心で服を着る、または心を込めてものを作る。魂を入れて着る、魂が入っている服を仕立てる。表向きカッコいい人はいるけれど、心で極めていくという意味です。これは自分自身への戒めでもあるし、時代の警鐘。皆さんもぜひ今年は『心極服』の心意気でオシャレを楽しんでください」

新連載第1回目は、春の始まり、2月4日ごろの「春の気始めて立つ」の“立春”をお届けします。赤峰さんが所有している貴重な服と着こなしが毎回登場するので、お楽しみに!

Photo:Shimpei Suzuki
Writer:Makoto Kajii

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