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FASHION ー エコラグ

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第152回 ベルヴェストのジャケット

2017.2.8
2017.2.8

パーティスタイルの 差別化のためにオーダー

ベルベットのブラックジャケットは、15年ほど前にベルヴェストのパターンオーダーで誂えたもの。当時、『LOEN』編集部に在籍していたんですが、この頃からやたらとパーティに出席する機会が多くなり、ちょっとフォーマルな格好をすることが増えたんですよ。でも、ガチガチのフォーマルウェアとまではいかないときって、結構なにを着ればいいのかが難しいですよね。ダークスーツであればエチケットとして問題ありませんが、それも続くと飽きてくる。それでちょっとひねりを効かせて、このベルベットジャケットに行き着いたわけです。

1990年代半ばから2000年代初めといえば、トム・フォードがクリエイティブ・ディレクターとしてグッチを大躍進させていた時代。その後、トムはグッチを去り、自身のブランドを設立しましたが、この頃のグッチは衝撃的なほどカッコよく、そして色っぽかったんです。ただ、僕の場合はモードな雰囲気が前面に出た服は似合わない気がしていたので、そのエッセンスだけを吸収して、もう少しクラシック寄りのデザインにしたかったんですよね。

で、告白してしまえば、これはあの頃のグッチのテイストを僕なりに解釈してオーダーした一着なんです。だから、クラシコの王道の段返り3ボタンではなくて2ボタンに。モダンで色気のある感じにお願いしました。ベルヴェストはよくマシンメイドの最高峰ブランドといわれますが、すごく美しい仕立てで、着てみるとスマートに見えるんですよね。さすがは数々のビッグメゾンのOEMを手がけていただけあります。

これを手に入れてからは、パーティではこのジャケットに白シャツか黒タートルを合わせて黒のパンツ、足元は黒のサイドゴアブーツか黒のエナメルシューズというスタイルをよくしていましたね。オールブラックでも素材を変えてニュアンスをつけるのが気に入っていたんです。フォーマルの着くずしも流行っていたので、ブラックジーンズを合わせることも多かったです。でも、ひと通りやってみて、いまはフォーマルな場面では正統派のスタイルでいきたい気分なんで、実は最近はあまり着ていません。次の登板まで少し寝かせておこうと思います。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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