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FASHION ー エコラグ

干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

第151回 スティレ ラティーノのジャケット

2017.2.5
2017.2.5

地味派手なチェックにラテンの色気を感じます

ブランド名の“スティレ ラティーノ”って、“ラテンスタイル”という意味なんです。このジャケットは5年ほど前に購入したんですけど、着てみて改めてイタリアの服にはやっぱり”独特の色気”があることを実感しました。だって、グレンチェックの段返り3ボタンジャケットですよ。普通はどう考えてもオーソドックスな一着になるじゃないですか。しかも紡毛素材とくれば、カントリーっぽい匂いがして当然。それなのに、そうならないところがすごいんですよね。

スティレ ラティーノは、現在のナポリ仕立ての基礎をつくったといわれるアットリーニ家の長男によるブランドです。2004年のスタート以来、明るさや軽快さを前面に打ち出しながら、ヴィンテージ風の生地や一風変わった色柄のコレクションを展開するのでも知られています。縫製はナポリの熟練職人が担当。最近では、ハイクオリティ素材にあえてウォッシュ加工を施し、ユニークな風合いを出すなど、チャレンジングな試みも行なっています。

こちらのジャケットはグレンチェックの上から赤のオーバープレイドを施していて、地味派手というか、そのバランスが絶妙なんですよね。チェックジャケットはいくつかもっていますが、これはなかでも派手なほう。でも、いちばん着る回数が多いジャケットかもしれません。それと同じ紡毛でもカシミア製というのが垢抜けて見える理由でしょうね。一枚仕立てで、腰ポケットはフラップなしの両玉縁仕様。細かい部分ですが、なかなか洒落た雰囲気を演出します。

僕はこれに、白シャツとグレーパンツというスタイルが気に入っています。普通のグレージャケットと見せかけて、ほんのり色気があるみたいな感じが好きなんですよ。あとは、ハイゲージ編みのタートルネックセーターにチャコールグレーのパンツを合わせてもスマートに見える。レストランでディナーだとか、ホテルのバーに行くとか、ちょっとドレッシーな場所に出かけるときに重宝しています。さっき紡毛のチェックジャケットはカントリーサイドに属するといいましたが、これなら都会的な雰囲気もあるので、“ハズし”にちょうどいいかなと思って。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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