カラヴァッジョ」展、来場者30万人突破 6月1日(水)から開館時間延長
時にラグジュアリーなパーティで騒ぐのも楽しいですが、40’sにもなれば芸術のひとつも語れなければイイ男とは言えないもの。いくらファッションが完璧でも芸術を愛でる視点や思慮・思考の奥深さがないと、女子には薄っぺらい男にしか見えないのです。そこで知識のひとつに加えて欲しいのが、西洋美術史上最も偉大な芸術家のひとりであり、イタリアが誇る大画家であるカラヴァッジョ。会期終了間近の「カラヴァッジョ」展には彼の傑作約11点が集結しており、鑑賞するのに最高の機会です。
彼の技法は「明暗法」という暗闇から人物像が浮かび上がるという革新的なものでした。この技法はバロックという新時代の原動力となり、その後熱狂的に継承され、レンブラントやルーベンスにも影響されたとされています。ですが、天才画家にして争いが絶えず、気性の荒さから殺人をも犯してしまい逃亡を余儀なくされたカラヴァッジョ。今回の展覧会では、彼の芸術と人物像の両面を同時に理解することができるとされています。
天才画家と言われたカラヴァッジョの作品たち。普段は閉じている「五感」をフル活用して芸術を鑑賞してみてはいかがでしょうか? 6月1日(水)からは仕事帰りに立ち寄れるよう開館時間を20:00までに延長が決定。場所はつい先日世界遺産にも勧告された「国立西洋美術館」。その素晴らしい館内を新たな眼で見ておくのもいいですね。
Text:Mariko Ikeda
会期:6月12日(日)まで
会場:国立西洋美術館
東京都台東区上野公園7-7
開館時間:9:30〜17:30(6月1日(水)~4日(土),7(火)~11(土) 9:30~20:00)
入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
公式サイト:http://caravaggio.jp
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
観覧料金:一般1600円 大学生1200円 高校生800円